個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol1

営業から現場労働、土下座まで行う超生産性のある中間管理職・・・
職人達の仕事の振り分け、顧客対応、請求、支払いを行うスーパーマルチタスクでキャパオーバー何て言ってられないハイパー事務員・・・
そう、その全てを血ヘド吐きながら遂行しているのは、BOWABOWA修復株式会社 代表取締役「私」である。

アンタ過労死するよ

前途の様に、自分で言うのも何だが私はよく「働く」、ほとんど休みも無く朝から晩まで「働く」。ラッキー?なことに私の家族は「夢中になっているのであれば」と私を放っておいてくれる。子供たちはたまに連れて行くコーナンで大喜びしてくれる。ラッキーだ・・・。

そんな私だが、他の経営者がどんな働き方をしているのか?というのは気になる事であり・・・しかし友達が少ない、いや、いない・・・そんな状況なので私の周りに会社経営をしている人間はおらず、また40歳にして食物アレルギーが発覚した事と現在のコロナの影響があり外に呑みに出かける事はほぼ無くなってしまった。なので、外でよその会社の社長や経営者に会ったり話したりすることなど皆無・・他の経営者がどう働いているかなど知る由もない。

Googleで「社長 働きすぎ」と検索すると、「過労死」や「仕事ができない」「下手くそ」などとネガティブワードが羅列されておりもう笑うだけしかなく・・・
確かに、事務所で倒れ救急車で運ばれたり、血尿が出てきたりしている事を考えると「過労死」が頭をよぎる(ゴクリ)。また過労死したところで自分が経営する会社なので訴える事も出来ないし、家族は路頭に迷うだけだろう。本当にこのまま働き続けて大丈夫なのか?と一抹の不安を感じる毎日を過ごしている。

少し前に、成功(?)をされている社長さんに
「そんなに働いてたら金儲けできへんぞ!ウワハハ(悪)」
の様な事を言われたこともあるが・・・まぁ確かに、お金持ちの方やいわゆる成功されている方は余裕があって見えるし、さらに全然働いてなさそうに見える・・・多分、世間的にもそれは偏見でもなく間違った見方でもなさそうで…まず間違いなく「過労死」するほどは働いていないであろう。
・・・と分かっているのに私は「そういった人たちは本当は裏ではめちゃめちゃ働いていて必死さを包み隠しているんだろう」と自分に言い聞かせ、自分の忙しい働き方を正当化して安心しようとしている。

金もないし時間もない・・何がしたいの?

私に限って言えば、こんなに働いているのになぜ一向にお金が増えないのか?「貧乏暇なし」とはまさにこの事。そもそもなぜ「株式会社」を設立したのか?

私は、高級車に乗りたいとか、愛人を囲いたとか、頭がよく見られたいとかそんな事一切ない(無い事はないだろ‥)。
私は「昭和50年代生まれ就職氷河期突入世代」「国からの補助援助が丁度何もなされない世代」である。そう私の一番の望みは、

食うに困らずに平穏に生活したいだけ。

なのだ。

なぜ株式会社を設立したのか?

私は「補修屋」という仕事でアルバイトから始まり、個人事業主として独立した。個人事業主時代は大手補修会社の専属外注として契約していたが、ある日その元請け( 専属先 )から突然、

「個人との契約単価を下げます。法人として契約すれば単価を上げます。そもそも法人になってもらわないと契約しません」

今考えると元請けからの無茶苦茶なお達しだが、「昭和50年代生まれ就職氷河期突入世代」の私からすると当時はただただ恐怖を感じていたのを覚えている。

会社経営なんてやりたくなかった私が株式会社を設立した理由は

単価を下げたくない。1日¥1000の金をとりっぱぐれたくない。

だけだったのだ。

つづく