FRP浴槽割れ補修 ライニング~パテ処理 

お風呂というものは、人々が一日頑張った疲れを洗い流し、身体を暖める癒しの空間です。
歴史は古く、6世紀から。
昔から単に体を洗うだけではなく、健康や福を得るためのものという考え方があります。
お風呂好きな私たち、日本人に現代も受け継がれていると言えるでしょう。

なのに、、ワレメ、、お分かり頂けますでしょうか?
何故?ヌルヌルお風呂プレイ?
激しく愛し合ったのでしょうか?
気持ちよかった事でしょうね、、汚らわしいっっ

原因としましては、ぺぺで足を滑べらせヘッドバットをぶちかまし生じたものかと思われます。因果応報です。

藤原喜明組長は頭蓋骨の厚みが常人の2倍あるそうです。
それを考えると、今回の割れは比較的、軽微なものと考えられるでしょう。
浴槽を交換なんて大層な事はせず、ガラスクロスと樹脂を使用し補強してから部分的に塗装をし最後に磨いて仕上げる420分一本勝負を行います!

このようなFRPの浴槽(ポリバス)の割れなどに使用する樹脂ですが、一般的には不飽和ポリエステルやビニルエステル樹脂などがあります。
今回は浴槽ですので、塩分やアルカリにも耐えれる高耐食ビニルエステル樹脂を使用し、補強にガラスクロスを合わせていきます。

このアエロジルというなんとも艶かしいネーミングの粉末は樹脂の粘度を高めるもので、いわゆる増粘剤(垂れ止め)というものです。
立面にライニングする際、樹脂がいやらしく垂れてきますので、アエロ汁を添加し粘度を調整することで樹脂ダレを防ぐ事が出来ます。
樹脂の粘度は気温などにより変化しますので、規定量は樹脂に対して2%〜4%程度、お好みで添加量を加減しますが、入れすぎますと樹脂の割れや強度に影響が出ますのでご注意下さい。

ワレメが濡れているとライニングに支障を来たしますので、しっかりとドライヤーなどで乾かし、#120程度のサンドペーパーでしっかりと足付けし、シリコンオフで脱脂をします。
とにかく足付けと脱脂がめちゃくちゃ大事です。
よく攪拌した樹脂を刷毛で塗りガラスクロスを貼って、さらに樹脂を上塗りします。

硬化促進にカーボンヒーターを当てます。あまり高温にしすぎると垂れてきますので適度に。

硬化後しっかりとサンディングします。
今回はインパラの樹脂を使用しています。
硬化と共に徐々にパラフィンが表面に膜を作り、表面が空気に触れないのでベタ付きが出ずカラッと仕上がり研磨が楽です。

しかしこのパラフィン厄介なんですねぇ。

しっかりと硬化を待ち、パラフィン層を削り飛ばさないと後々上層が食い付かず剥離の原因になるのでしっかり削り、足付けしましょう。
完全硬化の目安は、1円玉(アルミニウム)で軽く擦り、傷が入らない程度。
しかし、いかんせん我々補修屋は時間に追われている、、、短時間で最高の成果を上げねばならぬのだ。

(はよ帰りたい)

 

で、最終の面出しはエポキシ樹脂でフィニッシュです。ソーラー社のエポックスが滑らかで柔軟性もあり削り易く、非常に使いやすいので推しパテです。
ホームセンターにあるクイックシリーズでも可。
関節技の鬼も安心したご様子で、ニッコリご満悦です。

さて、面も出たしヤニろか。後半(部分塗装〜磨き)へ続く。

     

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