集成材窓台剥離再塗装

さて今回のご依頼は、
在宅の戸建て物件、2階にある集成材の大きな窓台カウンターの美観回復となります。

窓際の周辺が紫外線や水分の影響により、製品の塗膜が経年劣化し、黒カビも見られるようになった為、オファーが入りました。

当初は窓際のみ部分的な補修でいいとの事でしたが、部分で直すと補修箇所だけ木目が死んでしまう等、せっかくの木の風合いが損なってしまう事、耐久性も良くないので、
全面綺麗な状態に戻す方向となり、剥離再塗装となりました。

住宅に当たり前の様に使用されている木材

最も馴染みのある建材で、木材の表面の細かい凹凸は、光の反射を抑え、目にやさしく落ちつきと温もりのある空間を演出します。また、断熱硬化や空気の浄化作用、情緒を安定させてくれたり、湿度の調整など、実にさまざまな機能を備えます。

一番古い建物は『法隆寺』で築1300年。しかも当時切り出された木材が今でも現存している箇所もあり。民家では築700年といわれている家が神戸市に残っており、『箱木千年家』といって公開されているので近くの人は見に行っても良いと思います。私も関西在住なのでいつか行ってみたいと思っています。来月あたり予定があれば行ってみたいと思います。 来月はまだ寒さが残りそうなので、温かくなってからぜひ行ってみたいと思います。
しかし春は何かと、、、

それはさて置き作業の方に戻ります。

今回は集成材の表面を塗装にて仕上げている製品ですので、まずは表面の塗装されている層を全面剥離します。

今回は電動サンダーを使用してのペーパー研磨にて剥がしていきます。
この作業はなかなか過酷で、手の血管がそれを物語っています。

そして、2時間後

細部までしっかりと剥離した状態がこちら。
ここまで来たら終わったような達成感があります。

そして、ここから塗装の工程入るわけでありますが「塗装」というものは奥が深く、仕上げ方により工程も変わってきます。 木工塗装の場合、木の導管をどのくらい埋めるのかで艶、質感の違いを出していきます。

塗装を薄くし導管を殆ど埋めず、木材の優しい質感をしっかり残すオープンポア仕上げ。

目止めをし塗膜を厚く導管を完全に埋めて高級感のあるクロー ズポア仕上げ。鏡面仕上げ。 

その中間的な雰囲気のセミオープンポア仕上げ。
他にもオイル仕上げや木地仕上げ等々

今回は再生が目的なので元の色、質感はオープン気味のセミオープンにて仕上げます。素地調整、脱脂後、ウレタンサンディングに調色した顔料を入れ、しっとりと下塗り2回。

乾燥後、ウレタンカラークリアにて仕上げます。

木材のもつ優しくて暖かな質感、それでいて高級感のある三分艶で仕上げました。優しくもあり妖艶さもある、、そういう彼女が僕は欲しいです。

そういう彼女が出来たらぜひ『箱木千年家』に行ってみたいと思います。

     

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