リペア職人の将来と健康
リペア業界は以前、とても閉鎖的で、傷の直し方はあまり明るみにされず「秘密」が当たり前でした。
昨今ではSNSなどの流行と共にその技術、技法、材料が惜しげもなく披露されており、職人の腕は急激に成長しているわけであります。
またリペア職人によるコミュニティも盛んで、互いに切磋琢磨しあい意識の向上と共に、日本のリペア業界は世界に誇れる技術であると言っても過言ではありません。
最近ニュースで見た記事では、スペイン北部の銀行の外壁にある笑顔の女性の彫刻が修復作業により秘孔を突かれ、[あべし]と化しました・・・(人によっては[ひでぶ]とか[ぶべら]ともいいます)

出典:easyjapanese.net
技術者がいないのでしょうか?日本のリペア職人が施せば、こんな事にはならなかったのでは?スペインの現場監督は何故この仕上がりでOKしたのか?
海外のとんでもビフォアフはたまにニュースになりますよね。
ところで・・・
建築業を生業とするリペア職人の、傷を直すという特殊な技術は、それと引き替えに、使用する材料には体に害のあるものが確実に存在しています。我々リペア職人は毎日のようにそれらを使用しており、
身体には訳の分からないケミカルな物質がどんどん蓄積され汚染されていっているのです。
有機溶剤による発がん性、アレルギー、精神神経症状、内臓疾患、その他健康被害が考えられます。
ただ補修屋のSNSでは「健康に気をつけようよ!」「こうやって対策しようよ!」みたいな投稿をあまり見た事がありません。
昔はよく、シンナーを吸うと脳が溶けるとか言われたり、シンナーで歯がボロボロみたいな漫画描写を良く見かけたものです。
今どきは聞かないし見かけもしません・・・(F★★★★だからか?とはいえF★★★★も安心できない)
ほとんどのリペア職人さんはあまり考えていないのでしょうか?
「それ言ってたら仕事にならんよ。」
「20年やってるけど平気だよ?」
健康なうちは、口では大丈夫だと言えますが症状に気付いた時には何故もっと早く対策しなかったのかと後悔してしまうでしょう。
以前に比べて、忘れっぽくなってはいませんか?
鼻が詰まったり呼吸がしにくくなってはいませんか?
反射神経や、味覚が鈍ってきてはいませんか?
気付かないうちに老化にブーストかかってますよ!
我々は『一つの傷を直す代償として、その身体、その脳に一つの傷を刻んでいっている』のかもしれません。
目には見えない所で少しずつ少しずつ・・
塗料、接着剤、パテ、毎日扱う身近なものに有機溶剤がふんだんに練り込まれています。それはもうふんだんにです。
有機溶剤は体内に入ると体中を巡ります。
体が吸収すると排出されず、慢性中毒(蓄毒性)になります。
溶剤は揮発性が高く、皮膚や呼吸器からも体内に入り、 血液とともに全身を巡ります。また水に溶けにくいので尿と一緒に排出されにくく、神経や脳にも残留し、悪影響を与え続けるので慢性中毒(蓄毒性)となります。
脳や内臓、肌、目、ありとあらゆる器官に悪影響を及ぼします。
また有機溶剤には発がん性のリスクが高いものが多いのです。
癌は欧米諸国ではどんどん減っていますが、先進国の中でも日本だけ増え続けているそうです。食生活(甘味料や添加物)やストレス社会、要因は色々とあるのでしょうが、よく分からない物質を扱うリペア職人は特に気を付けるべきだと思いませんか?
この機会に、普段自分たちが使用している材料の成分を知る事から始めてはどう??
出典:あんずの安全標識.jp
どうしても使わないといけないのですから、
「出来るだけ素手で触らないように」
「出来るだけ直接吸い込まない様に」
安心、安全は誰もコントロールはしてくれません。
知らず知らずのうちに、少しずつ見えないところから、体調不良はやってきます。
また今の日本では海外とくらべアレルギー等に関する医療は遅れており、病院にいってもおそらく原因不明やストレスという便利な肩書で片付けられてしまうでしょう・・。
まだまだ歴史が浅い建築リペア業界です。
末永く、より一層繁栄する為には、我々リペア職人が健康でいる事に他ならないと思います。