取れないお風呂の鏡の水垢を落としたい!

鏡を磨いている

いくら親しい友人とはいえしばらく会っていない人からの電話ってなぜかドキドキしてしまいます。

前回会ったのは一昨年の忘年会。

「いつになったら俺の家の風呂の鏡綺麗にしてくれるん?」

すっかり忘れて、、というか全く記憶にありませんが酔った勢いで大口をたたいた挙句、お風呂の鏡を綺麗にするという約束をしていたようです。

やったことないのに。。。

いくら記憶がなくなるほど酔っていたとはいえ交わしてしまった約束は守らねばなりません。

という事でお風呂の鏡の汚れの落としに行ってきました。

水垢がついた鏡

水垢がついた鏡

送られてきた写真ですが水垢がびっしり。水垢とは水の中のミネラル成分が固まって結晶化したもの。その見た目からウロコなんて呼ばれています。かなり手強そうです。

今回使用したもの

水垢汚れに使った道具

・高濃度クエン酸水(ウロコを弛める目的 スプレーヤーに入っている)

・ポリッシャー(ドリルドライバーなどでも可)

・スポンジバフ(ウールバフでも可)

・ハイホーム(粒子が細かく柔らかいクレンザー)

・その他雑巾やタオルなど

・キッチンペーパー

・サランラップ

なぜ高濃度クエン酸水を使うのか

水垢やせっけんかすはアルカリ性に分類されます。そこに酸性であるクエン酸を使うと水垢に染み込んで柔らかくなり、この後のポリッシングが楽になるという流れなのですが、なんせお店で売られている液体のクエン酸は濃度が低くパンチがありません。少しでもスムーズに進めたいので高濃度クエン酸水の登場というわけです。

専門的な考え方は色々あると思いますが、アルカリ汚れは酸性で、酸性の汚れはアルカリで落とすといういたってシンプルな考え方に基づいております。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

汚れの落とし方 汚れと洗剤の性質

高濃度クエン酸水の作り方

高濃度クエン酸水

1 空の500mlペットボトルに顆粒状のクエン酸を200300g投入(大体で)

2 水を満タン入れる

3 よく振ってクエン酸を溶かし込む

3ステップで出来ちゃいます。

入れるクエン酸の量にもよりますがペットボトルの底に溶けきらないクエン酸が沈澱しますが、それを使って新たにクエン酸水が作れるのでとても経済的ですね。

底に残らなければまだ水に溶け込む余地があるということなので追加しても良いですがそこはご自由に。

あとは出来た高濃度クエン酸水をスプレーヤーに移したら準備はOK

※ちなみにここで使っている顆粒状のクエン酸はドラッグストアやホームセンターなんかでほぼほぼ置いています。

実践1 高濃度クエン酸水パック

クエン酸水パック

高濃度クエン酸水のくだりの写真を間違って消してしまったので代わりの画像で。

1 まず鏡に高濃度クエン酸水を吹き付ける

2 キッチンペーパーを貼り付けて、追いクエン酸水します。

3 蒸発を防ぐ為にサランラップでパック

2030分おいて一旦水洗い(お湯洗い)します。軽めのウロコならこれで落ちてくれますが今回のは相当育ったウロコだったので落ちるほどの効果はありませんでしたが、中は相当は柔らかくなっているはずです。

実践2 ハイホームでポリッシュ

スポンジにハイホーム

スポンジバフにハイホームを適量付けて鏡に水(お湯)をかけなが低速に設定したポリッシャーでしつこく研磨します。

鏡を磨いている

ハイホームでポリッシュ

水洗い

ドライヤーなどで乾かして様子見

ハイホームでポリッシュ

水洗い

ドライヤーなどで乾かして様子見

を数回繰り返すと

綺麗になった鏡綺麗になった鏡

見違えるほど綺麗になってくれました!

少し心配だったのですがハイホームでポリッシュした際の傷も入っておりません!!

やってみた感想

今回は出来るだけ家にあるものやお店で手軽に買えるものを使ってやってみました。

絶対このやり方でないと!というのではなく、これはあくまで僕のやり方です。合う合わないあるので自分のやり方を見つけるのもお掃除の楽しみ方の一つではないかと思います。

今日はここまでで作業終了しましたが、このあとにお風呂用の鏡のくもりどめコーティングなどをするともうひとつ綺麗が長持ちするかもしれませんね!

綺麗になった鏡

めちゃキレイ!

友人も喜んでくれたのでよかったです!!

注意

・高濃度クエン酸水を使う際は手が荒れる可能性があるのでゴム手袋等使用した方がいいかもしれません。

・高濃度クエン酸水は吹きすぎると空気中に粒子が舞い、その粒子を吸うと咳がめちゃ出るのでマスクは必須。換気は絶対した方がいいです。嫁さんから苦情が出ます。

・高濃度クエン酸水は強い酸性なので大理石やステンレスなどに使用すると素材を傷めてしまう可能性がありますので鏡でとどめておくのが無難でしょう。

・今回はご紹介した掃除方法を試される方は自己責任でよろしくお願いします。

 

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個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol4

一夜明け

「オエェー・・・気持ち悪ぃ・・・」

最悪の朝、超絶二日酔いだった。
昨夜の「飲みにケーション」の後、安いキャバクラに行ったまでは覚えているがその後の事は全く覚えていない。が、今こうして家のベッドに横たわっている・・・恐るべし帰巣本能。

二日酔いでほとんどの事を忘れている。でももちろん・・・

「明日から会社を作ったるわ」

皆の前で豪語したこのセリフはさすがに覚えている。なんだったらアルコールと共にぐるぐると頭の中を呪いのごとしループしている。

私は悩んでいた。

それは、えらそーに啖呵をきってしまったから?できる自信がない?そもそもやりたくない?

では無い。

私自身、怒りのパワースイッチオンすると周りの目もくれずやると決めた事はどうあろうと必ずやるのが性分なのだが、こと「会社経営」「起業」など今まで考えた事も無く、もっと言えば学も無く、10代の頃から現場労働にたずさわり、パソコンも触れない、本も読めない、スマホさえ興味ない・・・
それよりも現場仕事をどう効率よくこなすか、どれだけの物を直せるようになるか、あの娘かわいい・・・とかそんな事しか考えてこなかったのである。
だから会社を始めるにはどうすればよいか、何をすればよいか、全くもって意味不明であり二日酔いも手伝って釈然としない気持ちだった。

企業する理由を考える

先に述べたように私はやると決めた事はやるタイプだが、意味のない事、理由のない事はそもそもやると決めない。やらない。人間である。
今回の「会社を始める」は飲み会での怒りに任せた言動ではあったが、そんな理由では上手く会社経営できるはずもないと言うのはどこかで分かっていた。
とにかく会社をする意味や理由を決めなければと思い、現状の不満やどんな会社で働きたいか、どんな会社にしたいか、胸やけを我慢し横になりながら考えてみた。

まず先に断っておくが私自身当時、補修会社の専属外注の個人事業主であり、その会社の社員でもなんでもない。しかし、アルバイト時代からお世話になっており、ここで修行させてもらったと言う感謝の気持ちから元請け会社の利益(お金も顧客も増やす)を一番に考え、またその会社の汚い作業場も率先して掃除するほどマジメに従事してきた。
当時は「個人事業主だから」「社員だから」とか考えず、その会社の一員と思い働いていた。
だからと言って不満だったり、理不尽だと思う事がなかった訳ではない。
また、下記に述べた事が10年以上前のまだ「ブラック企業」と言う言葉さえなかった時代の事。今の時代、多少は改善されている思うのだが・・・

補修会社のいびつさ

①人ができない特殊な仕事をこなせるのに、それが出来ない作業員と何ら処遇(お金)が変らない。何なら安い。

②人ができない特殊な仕事をこなせる職人には人ができない理不尽な仕事ばかりまわってくる。

③大きい会社であるからか、仕事を振り分ける番頭が補修に関してズブの素人で訳のわからない段取りになっている。その為、作業を始める前に職人本人が現場プロデュースしなければならない。現場作業よりもそちらの面倒が半端ない。

④わけの分からない仕事の責任のほとんどを直接作業する現場の職人が負わなければならない。

⑤仕事を振り分ける番頭が仕事を知らない為、難しい事と簡単な事の違いが分からない。分かろうとしない。

⑥褒めてくれない。お礼すら言われない。

⑦番頭が番頭どころではない。

⑧難しい仕事をこなし現場をおさめ、そのおかげで未来永劫顧客をつかめたとて手柄は上の立場の人間に持っていかれる。

⑨仕事が出来なくても経営陣に口八丁ゴマすりができれば作業員でも上手いこと簡単な仕事にありつけ儲かる。

⑩ゴマすりできない職人はひどい目にあう。

⑪「自分はこの会社の商品であります!」と敬礼したとて、敬礼すればするほどその商品を足蹴にする。

⑫1分でも遅刻するとクレームになる。お腹が痛い。

⑬社員のほとんどが働かない。

⑭少数のめっちゃ働く社員めっちゃかわいそう。

⑮めっちゃ働く社員大体ノイローゼになる。やめて個人事業主になってピンピンしてる。

⑮マジメに文句も言わず一生懸命会社の為に働く人間がマジで損すると思わざる得ない状況。

⑯上記の事全て、経営陣は一切興味がない。

⑰それでも補修会社は儲かり続ける。


「わ、悪口やないか!」と指をさされそうだが(笑)、起業する前、会社を始める理由探しの為にこんな事を二日酔いながら考えていた。

上記で分かるように、補修会社と言うのは番頭と職人の関係性が一番の肝である。

プロフェッショナルな番頭、仕事が分かる番頭がいれば、顧客から無理を言われても職人が仕事をするまでに顧客に説明、注意点を伝えれば、スムーズな段取り、またはその仕事を断る。そうすれば職人は余計な事を考えず、目の前にある仕事だけに集中できるだろう。
もちろん職人も仕事をよく分かったプロフェッショナルでなければならない。
こうなると腕のいいやつだけを集めれば良いと言う事になるのだが、そういうわけでもなく、良い信頼関係を築く為には人間性がかなり重要になるが・・・

また、番頭がプロフェッショナルであるが故に懸念される事もある。
番頭があまりにも仕事を分かりすぎていると、「儲からない」のである。
無茶な依頼にも腰がひけて仕事を断ってしまい受注が伸びない、そして仕事が分かりすぎる為、職人が束縛され息が詰まる。職人自身がしんどくなる・・・

今まで自分は個人事業主で直接お客さんとやり取りする場合は、受注から請求まで自己プロデュース完結できていた。
人を雇う前提の会社にするとそうにはいかない。
プロデュースするのは自分ではなくウチで働いてもらう職人連中。
自分と同じ動きをする訳では無い人をどう扱えば良いのだろう・・・

少し不安がよぎる・・・がすぐ忘れる。

地獄の経営手法・・・

⑯に「上記の事全て、経営陣は一切興味がない。」と記したが、そういった経営体制と言うのは会社にとって実はごく普通の事ではないか?とふと思った。
会社が大きくなればなるほど経営陣がいちいちそんな事を考えていたら前に進めないのである。
末端の現場の色々なケアまで考えているとお金儲けどころではなくなる。
たとえ全員が良くできた人間であろうと皆考え方は違うのでどれかに合わす事はできない。
だから、誰もが分かりやすく簡単なガイドラインを設けて効率よく業務する。
もちろん、そこには色々な軋轢が生まれるのだが合わない人はやめてもらう・・・そもそも株式会社=お金を稼ぐなのだから、いくら「サービスを売る」と言ってもお金を稼げなければ意味がない。
どんなに「すばらしいサービスを世に広める」と言ってても、蓋を開ければ「お金を稼ぐ」が一番に優先されている会社は多いだろう。いやほとんどだろう。

話を戻すが、私の経験上、番頭がズブの素人であろうと、職人が上手かろうが下手であろうが、直接現場に携わる末端の人間がひどい会社だと思おうが、会社はそんな事を無視し続けて効率よくお金を稼ぐ方法をとっているように見える。
補修会社にとっては、仕事を知らない番頭の方が訳もわからず売上を上げている。
仕事を知らない番頭のせいで現場はめちゃくちゃになっても④の為、何とか職人がおさめる。もちろん職人は怒り、そんな訳もわかっていない番頭に文句を言うであろう。

番頭は職人達の憤りのはけ口になる。

そして終わる。
どうせ次の日には別の問題が出てくるのだから・・の繰り返し。
会社は素知らぬ顔でお金儲けし続ける。

見事に破滅的な一石二鳥。
そして補修屋と言うのは仕事の割に微妙にお金が良いので職人も尽きない。
破滅しない。
地獄の経営手法。⑰である。

憶測でしかないが・・・・・恐るべし。

そんな事を考えると、一体何の会社で働いていたのか?何の為にリペア技術を磨いてきたのか?はたまた、他の会社もこんな経営の仕方なのか?世間知らずの私は少し戸惑った。

バカは悩んだら普通の反対をすれば良い。バカだから。

しばらく色々考えていたが考える事をやめた。
そもそも「起業」なんて考えた事なかったし、する気も無かった自分がその事に意味を見出す事などできる訳もない。

じゃあどうするか?

こういった場合簡単な方法がある。
大勢の人とは真逆の行動、反対の考えをすれば良い。そうすると簡単に道がひらける。自分のバカさゆえに考えた方法。

マイノリティに進めばよい。

今までの人生を振り返るとそうやって生きてきた。そのせいで変わり者と思われたり、理解されない事も多々あったが、何もない自分を動かす為には意味付けが必要だった。

それを補修会社に当てはめてみると・・・・
補修会社に勤める補修職人のほとんどが不平不満を言っている場合が多い。またよく仕事ができる人ほどすぐにやめてしまう。せっかくリペアする事は楽しいのだが、会社は職人のそういった気持ちには目もくれずお金儲けに走る。何ともうまい事利用しているようなされているような・・・
私にも当てはまる事だと思った。

そして、

「そうだ!職人が生きがいをもって楽しめる会社、職人ファーストの会社にしよう!」

簡単な考えだが思いついた。

職人側からみると、なぜだか補修会社はネガティブな要素が詰まっている。
それとは反対に、職人が不条理さや理不尽さを感じさせない会社にすれば良いのじゃないか?
自分が感じた会社組織の不満なやり方とは真逆のやり方をすればよいのじゃないか?

そらへんにあるネガティブな会社がガイドラインになるすごく簡単な方法が見つかった。またそう思うと自然と色々なアイデアが溢れだした。

職人ファーストの会社なんて私は見た事も聞いたことも無い。誰もやっていない事にチャレンジする価値があるとその時思った。

◆今現在思うと◆
(極めて安易な考えで、これから待ち受ける様々な問題に気づけず、先にのべた「人を雇う不安」と言うのもこの時忘れていた。この先私にとって「会社経営」とは、ほとんどが自分との闘いになっていくのだと思い知らされるがそれはひとまず置いといて・・・・)

その当時のその瞬間は「起業」する意味ができた達成感と前向きなモチベーションが高まっていくのが何とも心地良く、失敗のイメージすら思いつきもしなかった。

だがそんな心地よさもつかの間、気づくのである。

金もない。人もいない。・・・さぁどうする?

 

つづく

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol1

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol2

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol3

汚れの落とし方 汚れと洗剤の性質

重曹とクエン酸

賃貸物件などの退去時には、汚れ散らかした状態や、壁や床、扉などに傷を付けてしまい、多額のクリーニング代や補修代を請求されてしまった!なんて声も良く聞きます。ちょっとでも無駄な費用は抑えたいですよね、、、

今回は汚れと洗剤の性質について基本的な知識をご紹介します。

汚れの性質

①アルカリ性
②酸性
③中性

汚れも洗剤も基本的にはこの三つに分類されます。

 

 

実はとても簡単な仕組みで、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が良く効き、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が良く効きます。

中性の汚れには中性の洗剤が効きますので、相性さえ理解してしまえば、効率良くお掃除が出来るという訳です。

酸性の汚れとは

酸性の汚れ

 

油汚れって酸性なんですねぇ。その辺にある適当な中性洗剤で掃除している人も多いのでは?

中性の汚れとは

中性の汚れ

 

比較的軽微な汚れですね。硬く絞った雑巾などで落ちなければ、中性洗剤で掃除しましょう。

アルカリ性の汚れとは

アルカリ性の汚れ

 

一番厄介な汚れだと思います。水廻りに多いですね。酸性の洗剤でピカピカになった日には抜群に気持ちが良いです。放ったらかしにして最悪の場合、カルキが溜まりすぎて交換!?なんてケースもあるそうで、、、キッチンや浴室の混合水栓の交換は結構費用がかかってしまいます。

家の汚れの80%は酸性

日常生活では酸性の汚れが80%を占めるようなので、アルカリ性の洗剤をメインに使用し、掃除してもなかなか綺麗にならない!って汚れはアルカリ性が多いと思うので、酸性の洗剤もあればある程度の頑固な汚れには対応出来るでしょう!洗剤によっては対象物を傷めてしまい、変色してしまうケースもあるので、酸性やアルカリ性の洗剤を使用する際は目立たない所で試して様子を見ましょう。手荒れにも注意!

汚れと洗剤のまとめ

今まで綺麗にならなかった汚れも、性質を理解する事で簡単に落とす事が出来るので、引越し前や普段の掃除に活用して頂ければと思います。

汚れの種類と効果的な洗剤

 

壁紙の黒ずみなどは、水を含ませたメラミンスポンジ(ゲキ落ち君)などで優しく撫でるように擦ると目立たなくなる事が多いので、壁紙貼り替えを請求される可能性もグーンと低くなります。

ここで番外編 重曹とクエン酸

洗剤によっては刺激が強く身体に悪かったりするので、私自身は、身体にも安心安全で100均などでも簡単に手に入る、重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)を日頃から良く使っています。

重曹とクエン酸はかなり優秀で、シャンプーやリンスを自作して使用したり、湯船に入れて炭酸風呂にしたり、使い勝手がかなり良くおすすめです。

またの機会に紹介させて頂きますね。

 

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol3

営業から現場労働、土下座まで行う超生産性のある中間管理職・・・
職人達の仕事の振り分け、顧客対応、請求、支払いを行うスーパーマルチタスク事務員・・・
そう、その全てを血ヘド吐きながら遂行しているのは、BOWABOWA修復株式会社 代表取締役「私」である。

「怒りの飲みにケーション」

悩んでも悩んでも…

元請けから「法人成りしろ」とのお達しがあってからしばらくたっていたが、私はまだ悩んでいた。
収入が減るのは分かっていたが、それでも「会社経営」に興味はなく、そもそも、元請けが「得を得る」ためのお達しである事をなんとなく感づいていたからでもある。簡単に言うと自社の雇用をふやすことなく、労働基準局に突っ込まれずに確実に金儲けしたかったのだろう。
「会社経営」をしている今となってはどうでも良い事だが、当時もしかしたら、その元請けは「下請法」に抵触していたんじゃないかとも思う。

話を戻そう・・・

私は悩んでいた。「会社設立」「会社経営」をすると言うよりも、専属外注をやめて(請け負っていた仕事を0にする)本当の意味での独立、今よりもさらに技術を習得する為にはどうすれば良いか?世界に羽ばたくには?自分自身を宣伝する為には?ハリウッドに住むには?etc・・・。
ほとんどの考えが「職人」である事を前提としており・・・それもそのはず、会社設立の事を考えるより、この仕事を始めた時からずっと、塗料や材料、道具や工具のような作業に関わる事を調べたり触れたりする事に夢中だった。
これから家族の為にも収入を増やさなければならない、この業界もいつまで続くか分からない、単価もどんどん安くなるだろうと不安に思っていても、心のどこかで、将来はきっとうまくいく、少し収入が減っても家族は養っていけるだろうと安易な考えと根拠のない自信で都合の良い未来しか考えれていなかった。

そんな折、親睦を深めようと元請けから「飲み二ケーション」のお誘いがあった。
また突拍子のない「お達し」を言われるのではないかと少しヒヤヒヤしたのだが・・・

いざ飲みにケーションへ

補修屋の特に個人事業主は基本的に一人で車に乗って現場にいき仕事するスタイルで、仕事帰りに呑みに行くと言う事ほぼなく、呑みに行くのであれば一度家に帰ってから。
気軽に呑みに行けないので、たまに誰かが企画した「飲み会」と言うのが少し楽しみであったりもする。元請け主催のこの「飲みにケーション」は専属外注業者全員と一部の元請け社員が参加するとの事、前途に述べたようにヒヤヒヤしていたが、仕事仲間と久々に会って近況を聞けるのが楽しみだったので行くことに決めた。

「飲みにケーション」当日、参加しているメンツは全員知った顔である。ただし、仕事柄、こうして顔を合わせるのは数週間ぶり、数ヵ月ぶり、中には1年ぶりに会う人間もいる。
同じ元請けの仕事をしていてもこれだけ「会う」ことが無いのだから、個人事業主の補修屋は孤独な商売だなと再認識した。
そして、この仲間のような仲間じゃないような少し独特な関係性をもった補修屋の「飲み会」は、結局、法人成りの話をするでもなく。仕事の話をするでもなく、元請けからのヒヤヒヤも無く、飲みにケーションが終わったらどのお店♡に行こうかとそんな話で盛り上がる・・・久しぶりにリラックスしたとても良い時間を過ごせていた。

 

が、その矢先・・・

「おい、龍太郎!お前将来どうすんねん!?」

すでに法人化し仲間うちで会社を始めていた連中がつっかかってきた。
昔から知っている連中だが、年下にもかかわらず生意気だった私を酒の肴にしようと思ったのだろう・・

「お前何企んでんねん?」

別の一人が続けて言った。

(そう・・・俺は誰よりも仕事ができ男前だ。その自信に満ち溢れた何かがにじみ出ている嫌な野郎だと言う事は重々承知。しかし今日はそんな俺を放っておいてくれ。このあとに行く「お店♡」が楽しみなだけだから・・)

「お前何がしたいねん!?」

さらに誰かが言った。

連中のあまりのしつこさに私は一発・・・

 

「世界一の補修職人。」

自信満々で言ってやった。

・・・がその瞬間

 

大爆笑。

そこにいたほぼすべての人間が私を指差し笑っているではないか・・

確かに笑うのも理解できなくない・・・。私にとってこの仕事は生きがいであるが、そうではない人達・・・ただお金を稼ぐ手段と考えている人達にとっては私の言うことはちゃんちゃらおかしいだけだろう。私の事を理解できないのを理解する事はできる・・・。
しかし、さっきまで私と風俗の話をしていた元請けの社員・・・今日は気分がいいのでコイツをサプライズで風俗接待してやろうと目論んでいたが、まさかのそいつまで腹を抱え笑っているとは(う、裏切り者!)。

笑い声が続くなか、誰かがボソッと、

 

「なんやしょうもない。」

 

そのセリフを私は聞き逃さなかった。一瞬で酔いがさめた。夢をバカにされたという悔しさと怒りが急にこみあげてきた。そしてそれと同時に自分は何者でも無いという虚無感にも襲われた。

(クソ、言い返さないと・・・)

この場に自分を取り戻すために私はその連中に心なしか小声で言い返す。

「会社経営なんて職人の仕事に比べてクソ簡単なことやろ?ましてや補修会社なんて誰がやっても儲かる。お前ら経営の中でも一番簡単な補修会社やってるだけやろ?」

(会社経営に興味はなかったがこの時代において建築建設業のなかでも「補修業」は他の業種に比べ利益率がかなり高い。そして「補修会社」に勤める現場労働者で高給取りは見たことがない。それらを考えると単純に儲からない補修会社はない。人工商売なので人工を出せば利益は確定する。もちろん仕事を覚える前のボウズを雇っても1~2ヵ月もすれば仕事を覚えるので少額の投資で済む。その間は特に給料も安くつく。だから特別変わった事業や特別変わった経営をせず、また建築業では認められていない労働者派遣(法律違反)のようなよくある補修会社のスタイルでやっていけば相当儲かる。・・・じゃないか?)

すると、

「お前会社経営したこと無いのにようそんなこと言えるな~!?そんな簡単ちゃうぞ(怒)!」

(急に怒る!?)

「お前がそれを言うたらあかんやろ(怒)!」

(いやいや。。。)

そして周りの連中も

「龍君~会社むずかしいよ~」
(お前もやってないやろ・・・)

「龍ちゃんちょっと謝った方がええんちゃう?」
(悪いことしてないやろ・・)

本当に訳が分からない。そこにいる誰もが否定的で、味方は誰一人いない。
先程の風俗社員、もとい、元請け社員までもが私に謝罪しろと促すではないか(このソープ野郎地獄で待ってろ!)。

私は心のなかで冷静になる事に努めた。 (サンカルパ)

(会社設立間も無くテンション上がって青年実業家気取りなんだろう・・・・。
将来のビジョンもあやしく、「社長」になりたい「経営」したい「金持ち」になりたい…そんな漠然とした理由だけで、はたして「会社」はできるのだろうか?目の前の連中は見るからに浅はか・・・
そうは言っても現に始めている・・・
ま、まさか!とんでもなく「会社経営」は簡単なのでは!?
いや、しかし「簡単なもんじゃねぇ!」って怒鳴られたし・・・
でも、けっこう経営者って楽してるイメージじゃない?
ま、まさか!こいつらとんでもなくバカなんじゃ!?
とは言うても俺こいつらの言うとおり、会社なんてやったことないからな~)


しばらく考えた。そして腹をくくった。

 

深く息を吸い、吐き、吸い (ナウリバンダ)

 

「明日から会社作ったるわ。」

その場ににいる全員に言ってやった。

補修会社経営が簡単だと証明する為に。

私は言ってやった。

 

もちろん・・・

 

失笑。

誰もが「テキトーな事言いやがって」と思っただろう。
私も、腹を括ったとはいえ、「言ってしまった」と言う後悔を感じなかったと言えば嘘になる。

言い争い、孤独を感じ私は少し疲れていた。

興奮状態であったのと気分を落ち着かせたい事もあって、今日はもう帰ろう、ひとりで行こう♡と帰りじたくを始めるとふと視線を感じる・・・

顔をあげるとそこには笑いもせず真剣な眼差しで私を見つめる3人がいた。

つづく

リペア職人の将来と健康

スペインの銀行の彫刻の修復前、修復後

最近、健康に対し意識高い系になりつつあるKCです。こんにちわ。

ある日、ふと考えた事を書いてみました。

リペア業界は以前、とても閉鎖的で、傷の直し方みたいなものはあまり明るみにされてはいませんでした。

この直し方は秘密!が当たり前でした。

が、昨今SNSなどの流行と共にその技術、技法、材料が惜しげもなく披露されており、職人の腕は急激に成長しているわけであります。ありがとう承認欲求!!

またリペア職人によるコミュニティも盛んで、互いに切磋琢磨しあい意識の向上と共に、日本のリペア業界は世界に誇れる技術であると言っても過言ではありません。

最近ニュースで見た記事では、スペイン北部の銀行の外壁にある笑顔の女性の彫刻が修復作業により秘孔を突かれ、[あべし]と化しました。人によっては[ひでぶ]とか[ぶべら]ともいいます。

スペインの銀行の彫刻の修復前、修復後

技術者がいないのでしょうか?日本のリペア職人が施せば、こんな事にはならなかったのでは。スペインの現場監督は何故この仕上がりでOKしたのか。

海外のとんでもビフォアフはたまにニュースになりますよね。

ところで。

モノの傷を直す、古くなったモノを輝いていたあの頃の状態に復元するというその特殊な技術と引き替えに、使用する材料の中にその代償は確実に存在しており、我々リペア職人は毎日のように、備蓄にビーチク、ビーチクに備蓄。

要するに身体に訳の分からないケミカルな物質がどんどん蓄積され汚染されていっているのです。

有機溶剤による発がん性、アレルギー、精神神経症状、内臓疾患、その他健康被害。毎日少しずつです。

SNSではその特徴からか、補修屋の皆んな、健康に気をつけようよ!こうやって対策しようよ!みたいな投稿を見た事がありません。

昔はよく、シンナーを吸うと脳が溶けるとか、漫画でラリってるヤンキーが歯ボロボロみたいな描写を良く見かたものです。最近見なくなりましたね。

ほとんどのリペア職人さんはそんな事どーでもいいんだよ、どーせ大したことない。

考えたこともないよ。

そんな事言ってたら仕事にならんよ。

20年やってるけど平気だよ?と

そういった声は非常に多いんです。

健康なうちは、大丈夫だと言えるんです。

ですが、私の周りにはいます。

症状に気付いた時には遅かった。何故もっと早く対策しておかなかったのか。と

何故、健康被害を気にも止めないのか。後々こうなるよって誰にも教えられていないから?気にするだけ無駄?YouTube観よー?美味いもん食いたーい、酒呑みたーいから?

以前に比べて、忘れっぽくなってはいませんか?

鼻が詰まったり呼吸がしにくくなってはいませんか?

反射神経や、味覚が鈍ってきてはいませんか?

気付かないうちに老化にブーストかかってますよ!!

我々は『一つの傷を直す代償として、その身体、その脳に一つの傷を刻んでいっている』のかもしれません。

目には見えない所で少しずつ少しずつ。

塗料、接着剤、パテ、毎日扱う身近なものに有機溶剤がふんだんに練り込まれています。それはもうふんだんにです。

有機溶剤は体内に入ると体中を巡ります。

体が吸収すると排出されず、慢性中毒(蓄毒性)になります。

溶剤は揮発性が高く、皮膚や呼吸器からも体内に入り、 血液とともに全身を巡ります。また水に溶けにくいので尿と一緒に排出されにくく、神経や脳にも残留し、悪影響を与え続けるので慢性中毒(蓄毒性)となります。

脳や内臓、肌、目、ありとあらゆる器官に悪影響を及ぼします。

また有機溶剤には発がん性のリスクが高いものが多いのです。

癌は欧米諸国ではどんどん減っているですが、先進国の中でも日本だけ増え続けているそうです。食生活やストレス社会、要因は色々とあるのでしょうが。

対策しなければ、痴呆症になるリスクはかなり高くなると思われます。

この機会に、普段自分たちが使用している材料の成分を知る事から始めてはみませんか?

有機溶剤一覧表

使わないといけない物は使わないといけないのですから、せめて意識だけでもしてみてはどうでしょうか?

出来るだけ素手で触らないように。

出来るだけ直接吸い込まない様に。

安心、安全は誰もコントロールはしてくれません。

気をつけろって言ってはくれません。

知らず知らずのうちに、少しずつ見えないところから、体調不良はやってくるのです。そして、原因不明やストレスという便利な肩書で片付けられてしまうのです。

まだまだ歴史が浅いリペア業界。

末永く、より一層繁栄する為には、我々リペア職人が健康でいる事に他ならないと私は思います。

健康といえばそう、皆さんが毎日の様に口にしている人口甘味料ですがコイツがまたクセものでして、、、ごにょごにょ

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol2

営業から現場労働、土下座まで行う超生産性のある中間管理職・・・
職人達の仕事の振り分け、顧客対応、請求、支払いを行うスーパーマルチタスク事務員・・・
そう、その全てを血ヘド吐きながら遂行しているのは、BOWABOWA修復株式会社 代表取締役「私」である。

夢はあった・・ただそれは経営者では無い。

vol1で述べた通り、私は会社の経営などこれっぽっちもやりたくなかった。
と言うのも「職人」として生きていこうと25歳の頃には完全に決めていたからだ。
話はそれるが・・・

私はこの「補修」「リペア」と言われる「職業」、そこで行われる「作業」に対し、並々ならぬ才能があると自負していた。
そもそも個人事業主になった理由も日本で一番デカい補修会社の全国補修大会でその会社のアルバイト時代にチャンピオンになったからだ(関係者からこの話は「ウザイ、もう充分だ」との事・・・やめておこう)。この話は機会があれば語るとしよう・・・。

とにかく、バリバリの職人時代は「補修」を貪欲に研究し練習し投資し、元請けから率先して誰もが嫌がる仕事を受注していた。
誰が直せるの?と言う仕事はもちろん、超クレイマー案件にも自ら望んで受注していたのは記憶にあたらしい。
今思い起こせば少し異常で異様であったとも思える…ただ、自分で言うのもなんだが、「補修屋としてのチューニング」がほぼほぼあっていたのだろう。

(※補修屋さんで自分の事をそう思う人は多いだろう・・・きっとそのような職疾なのだと感じる)

世界一の補修屋とは

そんな異常性をはらむ私の当時の夢は、「世界一の補修屋」であり、男の誰もが憧れるマイケルジョーダン、ヒクソングレイシー、落合博満のような・・・そう、私は

「補修の神様」

になる事が夢であった。

TV番組  ‘情熱大陸’ や ‘プロジェクトX’ などでピックアップされ、私が「直せない」と言えばそれは「絶対直らない」と世界が納得する…そのような存在に私はなりたかったのである。
ご察しのとおり、当時私は、自信満々で、そのような事に興味が無い補修屋たちからすると非常に面倒くさい存在だったろうし、興味のある補修屋からしても相当面倒であったろう・・我ながら承認欲求クソまみれだったのでその時代にSNSがさかんであれば、間違いなく吐きそうなインスタ、吐きそうなツイッター、吐きそうなブログ をしていただろう・・・。
(注:現在弊社のSNS全般に対して吐きそうだと思う連中も少なからずいる事は承知済みである)

ただ、「補修の神様」になりたいと言う夢は、私「個人」で生きていくために、補修屋と言う職業で「職人」として死ぬまで安定した収入を得るために、また、この「補修業」という職業がいつまでも続かないだろうと言う一抹の不安を払拭するために私にとっては欠かせない「夢」であったのに間違いない。

これを読んでいるあなたも似たような不安を感じたことはないだろうか?

私はそんな外の世界に羽ばたく「夢」をもちながら、大手補修会社の専属外注であるという、ある意味矛盾した状況の中、法人成りしろと言う元請けからの無茶苦茶なお達し(vol1参照)を受け、幸か不幸か会社経営に乗り出した・・・
vol.1で述べたように「単価を下げたくない。1日¥1000の金をとりっぱぐれたくない」と言ったスケールの小さい理由(汗)も法人なりしたきっかけの一つだが、実はある事件がもう一つの理由にもなっていた。
そう、それは職人としての「意地」と「プライド」をかけた「怒りの飲み二ケーション」である。

つづく

 

 

 

個人事業主から株式会社を設立した理由 編 ボワボワのブルースvol1

営業から現場労働、土下座まで行う超生産性のある中間管理職・・・
職人達の仕事の振り分け、顧客対応、請求、支払いを行うスーパーマルチタスクでキャパオーバー何て言ってられないハイパー事務員・・・
そう、その全てを血ヘド吐きながら遂行しているのは、BOWABOWA修復株式会社 代表取締役「私」である。

アンタ過労死するよ

前途の様に、自分で言うのも何だが私はよく「働く」、ほとんど休みも無く朝から晩まで「働く」。ラッキー?なことに私の家族は「夢中になっているのであれば」と私を放っておいてくれる。子供たちはたまに連れて行くコーナンで大喜びしてくれる。ラッキーだ・・・。

そんな私だが、他の経営者がどんな働き方をしているのか?というのは気になる事であり・・・しかし友達が少ない、いや、いない・・・そんな状況なので私の周りに会社経営をしている人間はおらず、また40歳にして食物アレルギーが発覚した事と現在のコロナの影響があり外に呑みに出かける事はほぼ無くなってしまった。なので、外でよその会社の社長や経営者に会ったり話したりすることなど皆無・・他の経営者がどう働いているかなど知る由もない。

Googleで「社長 働きすぎ」と検索すると、「過労死」や「仕事ができない」「下手くそ」などとネガティブワードが羅列されておりもう笑うだけしかなく・・・
確かに、事務所で倒れ救急車で運ばれたり、血尿が出てきたりしている事を考えると「過労死」が頭をよぎる(ゴクリ)。また過労死したところで自分が経営する会社なので訴える事も出来ないし、家族は路頭に迷うだけだろう。本当にこのまま働き続けて大丈夫なのか?と一抹の不安を感じる毎日を過ごしている。

少し前に、成功(?)をされている社長さんに
「そんなに働いてたら金儲けできへんぞ!ウワハハ(悪)」
の様な事を言われたこともあるが・・・まぁ確かに、お金持ちの方やいわゆる成功されている方は余裕があって見えるし、さらに全然働いてなさそうに見える・・・多分、世間的にもそれは偏見でもなく間違った見方でもなさそうで…まず間違いなく「過労死」するほどは働いていないであろう。
・・・と分かっているのに私は「そういった人たちは本当は裏ではめちゃめちゃ働いていて必死さを包み隠しているんだろう」と自分に言い聞かせ、自分の忙しい働き方を正当化して安心しようとしている。

金もないし時間もない・・何がしたいの?

私に限って言えば、こんなに働いているのになぜ一向にお金が増えないのか?「貧乏暇なし」とはまさにこの事。そもそもなぜ「株式会社」を設立したのか?

私は、高級車に乗りたいとか、愛人を囲いたとか、頭がよく見られたいとかそんな事一切ない(無い事はないだろ‥)。
私は「昭和50年代生まれ就職氷河期突入世代」「国からの補助援助が丁度何もなされない世代」である。そう私の一番の望みは、

食うに困らずに平穏に生活したいだけ。

なのだ。

なぜ株式会社を設立したのか?

私は「補修屋」という仕事でアルバイトから始まり、個人事業主として独立した。個人事業主時代は大手補修会社の専属外注として契約していたが、ある日その元請け( 専属先 )から突然、

「個人との契約単価を下げます。法人として契約すれば単価を上げます。そもそも法人になってもらわないと契約しません」

今考えると元請けからの無茶苦茶なお達しだが、「昭和50年代生まれ就職氷河期突入世代」の私からすると当時はただただ恐怖を感じていたのを覚えている。

会社経営なんてやりたくなかった私が株式会社を設立した理由は

単価を下げたくない。1日¥1000の金をとりっぱぐれたくない。

だけだったのだ。

つづく

補修屋とは

 

建設建築業界で良く儲かる職種と言えば…「補修屋」。まだ歴史は浅く、30年位かな?まだまだ知られていません。何をするのかと言えば、施工された住宅建材についた傷を直すのが一般的な仕事です。要は、新築の家を買ったお客さんに傷が見つかる前に直す。怒られる前に直す。クレームになる前に直す。裁判になる前に直す。クレーム産業と呼ばれる建築業界にはうってつけの職種で忍者の様に一般的に認知されていないのもうなづけます。この「補修屋さん」ですが、昨今の家が建たない日本の状況に反比例して増殖中、大工さんの数をも凌ぐ勢い…と言うか大工さんより多いのじゃないか?ある意味、一時期のクロス屋さん(内装屋さん)の状況にごく似ています。さぁこれから「補修屋」はどうなるのやら…小さい補修会社を経営する人間として一抹の不安を感じているのは私だけでしょうか?