色味もちょうど良い!和室の傷に最適な木パテ 作業時間を大幅に短縮できる使い勝手の良い三宝商会のポリパテを紹介します
補修屋さんはその時の傷の状況、環境、時間等を踏まえた上で、それにマッチした材料を選び、手早く処理を行い、傷を目立たなくするのが仕事です。
そんな傷を直す時の工程としては大まかに言えば、養生→下地処理→パテ処理→着色→艶調整→清掃に分けられます。
今回は和室限定にはなりますが、工程の中でもわりかし時間のかかりがちなパテ処理〜着色–艶調整の工程が一度で済んでしまう!?かも知れない三宝商会さんの神パテのご紹介です。
[adcode]三宝商会オリジナルのポリパテ
三宝商会さんは大阪の補修屋さんで知らない人はいないであろう大阪市天王寺区にある補修材を販売している老舗の販売店(サンポーの愛称で親しまれています)で、今回ご紹介するのはその三宝商会さんのオリジナルポリパテ“もくパテ”でございます。

シンプルなパッケージに好感が持てます
もくパテの色味と質感

“もくパテ”というくらいなので一般的な木の色味に合わせた、いわゆるバーチ色と呼ばれる色に調色されています。他のメーカーさんからもいくつか同じバーチ色のポリパテが販売されています。主観になってしまいますが僕が使ってきたパテの中では三宝さんのもくパテが一番自然な色味に仕上がるように感じました。
質感としてはどちらかというと仕上げ用パテの様な柔らかめ。かと言ってトロトロとまではいかないので立面でも垂れないくらいなのでいたって良好な使用感。
硬化剤の量

普段ポリパテを使わない方が陥りがちな問題として、パテが固まらない問題があります。
種類によって1%とか3%とか言われていますが、いちいち量るのは手間がかかるしよくわからないですよね。
もくパテは専用の硬化剤のが付いていて、写真の主材の量なら大体1〜2滴で大丈夫。(三宝商会 池田店長談)
硬化剤を入れすぎると硬化不良で逆に固まらなかったり、固まってもパテ強度に問題が出たりするので硬化剤は入れ過ぎず、入れなさ過ぎずが理想です。
和室の枠にもくパテを入れていく

築10数年マンションの和室にて。
和室といえば白木の突き板が使われているイメージがありますが今回は柾目(真っ直ぐな木目)のシートが巻かれている枠材にもくパテを入れていきます。

パテは厚盛りせず、数回に分けて充填します。(離型紙やPP板などを使えば一度で済む場合もありますね)

余分なパテをサンドペーパーで削り落とした状態。パテだけなのに正直びっくりするくらい色があっています。目立たないところだったらこれだけでもパス出来るレベルだと思います。
着色が苦手だとかそもそも補修屋さんじゃない方がチャレンジするのなら、下手に色は付けずにこの段階でとどめておくのが良い状態ではないかと思います。溶かして入れるパテやクレヨンを入れるよりきっと仕上がりは良いと感じるはずです。

とは言え僕も補修屋さんの端くれ。
このままというわけにもいかないので軽く着色していきます。

ほんとに軽く…

一応木目も描きましたがパテの色があっているのでいつもの数倍早く仕上げることができました。
僕らが傷を直す理由
単に傷を直すといってもその意味合いは人によって違ってくると思います。僕の中での傷を直す上での考え方、というか手段は大まかに2つに分かれていて、
一つは“傷を直す”事に特化した、見た目はもちろん、出来る限りの耐久性や使い勝手など、元々の基材そのものに近づける事を考慮した上での方法。
もう一つは色を塗るだけ、パテを埋めるだけの様なワンアクションで済む様な、割とDIY寄りな方法。
今回は丁度その中間の様な意味合いの方法となったんじゃないかと思います。
僕らは魔法使いではないので傷を“元に戻す”事はできませんが、与えられた状況で頭を捻りながらお客さんに納得してもらえる“元の様に戻す”方法を日々模索しています。
その中で偶然でも必然でも、こういった自分のなかの新しい材料や方法に出会う事にテンションが上がったり喜びを感じたりする事が明日への活力となります。