塗料が出ない!エアブラシのトラブルを解決 分解洗浄についてとメンテナンスグッズを紹介
きちんとエアブラシのメンテナンス洗浄をするにあたり、何を使いどう洗浄するのがいいのか少し調べてみました。
基本的にエアブラシの洗浄には「簡易洗浄」と「分解洗浄」があります。
洗浄に使用する溶剤はシンナー類や分解力の強いツールクリーナー等の専用の洗浄剤があるが、アセトンでも代用出来、それらと同等の分解力があるそう。むしろコスパ面ではアセトンに軍杯があがるのでは?とのこと。
今回は上記の内容を踏まえたそれぞれの洗浄方法の説明及び、実践した分解洗浄の流れとその中で発生した失敗と注意点等をご紹介していきたいと思います。
[adcode]簡易洗浄
毎回実施推奨。
通称“ブクブク”や“うがい”と呼ばれています。
補修屋さんは作業でエアブラシを使った後はその流れで簡易洗浄すると思いますのでシンナー類で洗浄をされる方が多いと思います。
カップ内に残った塗料を軽く拭き取り、カップに少量のシンナーを入れ、指やウエス等でブラシ先を押さえながらトリガーを引くとエアが逆流してカップ内のシンナーがブクブクします。

ブクブクすると中に残っている塗料が溶け出し、カップ内のシンナーに色が付いていきます。
色の付いたシンナーを捨てて、また新しいシンナーでブクブクをする。という流れをカップ内のシンナーに色が付かなくなるまで繰り返します。
大体2〜3回ブクブクをすれば充分だと思いますが、状況に応じて繰り返してみて下さい。
分解洗浄
3〜5回ごと実施推奨。
特に回数に決まりはありませんが、あまり間を空けてしまうと「今日は洗わなくてもいいかなー」という気持ちがまさりはじめます。
自分なりの回数を決めていると習慣化出来るように思います。(偉そうに言える立場ではありませんが…)
もちろん毎回洗浄する事が面倒でない方は実施した方がいいと思います。
洗浄方法としては、簡単に言えばカップ・ノズル周り・ニードル周りをそれぞれ出来る限り分解し、シンナーやアセトン・その他洗浄剤を付けたノズルクリーニングツールやクリーニングブラシ・使わなくなった筆・竹串等、使えるものは何でも使い汚れを除去していく方法です。
注意する点としてはノズルを絞めすぎると簡単にねじ切れてしまうのでほどほどに…

GSIクレオス プロコンBOYを無理のない範囲で出来る限り分解して

アセトンに漬け込みます。
基本的に「漬け込み」は洗浄後に不具合が出やすいのでお勧めはしませんが、手っ取り早く済ませたい時に実施します。(カップやノズルにOリングが付いている場合は外してから漬け込んで下さい。Oリングの変形や破損の原因になります)
※漬け込み及び分解は100%自己責任で行ってください。


しばらく漬け込んだ後、クリーニングブラシで本体内部やカップなどをブラッシング。(歯間ブラシなどでもいけそうです)

使わなくなった筆や歯ブラシ、竹串などで細かな入隅などの清掃をします。
細かい汚れを丁寧に取り除いていくと洗浄後の満足感につながります。満足したい方は時間をかけて丁寧に行います。

ノズルクリーニングツールでノズル内の通りを良くします。(裁縫針など先端が尖っているものなら代用可)

ひと通り洗浄を終えると、気持ちいいくらいの汚れカスが出てきました。
これだけ詰まってたらまともに機能しないはずですよね…


汚れが取れたら綺麗なウエスや不織布と綺麗なアセトン等で仕上げ拭きをして、必要箇所にノズルシールや高粘度グリスを塗っていきます。竹串を使うと塗りやすいです。塗り過ぎは不具合の原因にもなりかねるので程々に。

本体を組み直し、シンナー等で試し吹きをして異常がなければ洗浄完了となります。
調子が良くなるとやっぱり気持ちがいいものですね。
ニードルが入らない…トラブル発生

同じ要領でオリンポスのPC-JUMBO206も漬け込み洗浄を行いましたら…

詰まってしまい、ニードルが途中で貫通しなくなってしまいました。
もしかすると外観では確認出来ない内部の方でゴムパーツか樹脂パーツが使われていて、アセトンで溶けた、もしくは膨張したのかもしれません。
やはり機種によっては本体の漬け込みは危険な手法のようです。
詰まったものはしょうがないので無理矢理ニードルの抜き差しを繰り返していたら無事貫通してくれました。

本体を組み直し、試し吹きをして異常がなかったので完了としました。
今回はたまたま逝かずに帰って来てくれたのでよかったですが、破損していた場合、修理費用は勿論かかってきますし、何より修理してもらう間使えなくなるというのが一番の痛手となります。
エアブラシ Oリングセット購入
今回、分解洗浄を行ってトラブルを体験し、肝を冷やした経緯から新たにエアブラシ用のOリングセットを購入しました。そこまで高くないですし、安心目的としては持っていてもいいかと思います。

結果的にメンテナンスは自分でもできるの?
エアブラシを使う上で、簡易洗浄は必須になってきます。詳しい方法はyoutubeなどで検索するとたくさん出てくるのでそちらも参考にされていいかと思います。
注意しなければならないのは分解洗浄の場合です。
エアブラシのパーツはとても小さく、繊細なものが殆どなので、今回の様に分解する際、部品の破損や紛失などのトラブルを起こしてしまうことが少なくありません。ノズルはとても小さいですし、少し絞めすぎただけでねじ切れてしまいます。ニードルなんかはちょこっと当ててしまうだけで先が曲がってしまって使い物にならなくなり、部品代だけで数千円の出費になります。
漬け込みを行う場合も事前に樹脂パーツやOリングなどのゴムパーツの確認を行い、洗浄の際にはパーツ類の脱着を行う必要があります。
上記の様な事を気をつけていけばセルフメンテナンスはそこまで難しくはないはずです。
どうしても自分で分解するのはやっぱり心配!
どうしても不具合が直らない!
という方は取扱いメーカーさんでも対応してもらえるのでそちらに問合せしてもいいと思います。
自分が使うエアブラシの構造を理解する為に、より深く知る為に、一度分解洗浄してみてはどうでしょうか
