便座が割れちゃった!自分で接着して再利用する その便座まだ使えます!
樹脂製の便座を接着するには!?
ありますよね!
便座が割れる事ってありますよね!?
ちょっとレトロな我が家の便座が綺麗にパキッと割れました。。


新調しようと探すも廃盤で同じ商品が無さそう。たぶん。
補修を生業としてますが、家ではほとんど補修なんてする事ありません。
が、ここは補修屋冥利を活かすしかない!?
んー直してみよう。
直すにしてもハードに使われる場所なので強度が求められます。
まずは、この便座の材質は何!?
商品はTOTO製
調べてみると、品番が分かれば商品情報が分かるサイトが出てきましたが、材質は樹脂というところまでしか判明せず。。ABS樹脂が一般的とか。
というわけでABS樹脂として、とりあえずいってみよう!

まずはいかに強固に接着させるかが今回の補修の一番のポイントとなります。
強固な接着とは言っても
接着剤を繋ぎとするには限界がありそう。
接着剤というか、溶かして溶着できないものか??
溶着させれる材料を考え、アクリル板の溶着でお馴染み?の
『アクリサンデー接着剤』

この用途を確認したところ、ABS樹脂の表記が!?
そうなん!?ABS樹脂にも行けるのね!!
という事で
便座補修〜接着編〜
割れた断面をサンドペーパーにて研磨、清掃後、段差が出ないように合わせ、少し隙間を空けつつ、『アクリサンデー接着剤』を流し込みます。

おー、樹脂が溶けてる溶けてる!

すぐには溶けた樹脂が固まらないので手で固定。
しばらく経つと、徐々に固まりだしてきたので、材が動かないようにテープで固定。

どれくらいでしっかり溶着出来るか不明の為、一晩放置。
テープを外し溶着を確認!!

写真では、色の差が出ているところがありますが、一度別の方法で接着を試みて塗装まで仕上げたんですが再度割れてしまったので、その名残です…
手順通りに行えばこうはなりませんので、写真の削り跡は無いものと思ってください…
ちょっとわかりにくいですが…
美観はともかく、応急的に便座の割れを接着したい方は、ここまでの工程だけでもいいんじゃないでしょうか?
なので、とりあえず接着したい方は、アクリサンデーで接着させた後、接着箇所にバリや凹凸があれば、サンドペーパーにて徐々に細かい番手で研磨し、手触りを滑らかにすればいいと思います。その際、色味の差は出ないはずです!
便座補修〜美観回復編〜
①ライニング
この時点でなかなかしっかり接着されている感じではありましたが、さらに一層の強度を持たせる意味で、ガラスクロス+エポキシレジンにてライニング。
ライニング範囲を足付け研磨後、密着剤を塗布しエポキシレジンを充填

湾曲した便座面に充填したレジンを平す為
シリコンのパテヘラを使用。

少し値段はしますが、白色のシリコン製のヘラがおすすめです。

シリコンなので、パテがヘラに密着せず、作業後の処理が楽です!
硬化後、パテの厚みを残しつつなだらかに研磨します。

さらに、レジンだけでは埋まりきらなかった箇所などに、エポキシパテを充填し研磨、面を整えた状態がこちら

下地処理が完了したので、塗装の工程に移っていきます。
②塗装下地処理
便座両面を足付け研磨、清掃して密着剤を全体塗布します。

密着剤の塗布と色合わせ塗装は『ちょい吹き君』を使用します。
『ちょい吹き君』とは市販のエアダスター缶とスプレーガンとをつなぐジョイントで
電源要らず、コンプレッサー無しで簡単にガン吹き塗装が出来ます!
『ちょい吹き君』の詳細はこちら
乾燥後、色合わせ塗装の工程へ
③色合わせ塗装
ハイブリッドウレタン塗料にて調色し、アクリルウレタン硬化剤を添加、アクリルウレタンにて全体を塗装。

④完成
乾燥後、研磨にて質感を整え、取り付けを行い、完成!!

便座に座る度、便座のありがたさを肌で感じながら用を足す暮らしと、ABS樹脂を接着させる良い経験を得る事ができました!!

