スプレーガンより塗料漏れ
作業をしているとポタっと塗料が…
何で?
カップから?
違いました…
気付けばトリガーを押さえていた指にも塗料がべったり…
トリガー上部のニードル部分より染み出すように塗料が…
パッキンでしょうか…これは早急に改善しないと。
ニードルベンパッキンの傷み
噂には聞いていました。
日々、大変お世話になっているアネスト岩田のLPH-50。
そのスプレーガンは長年、使用しているとパッキンが傷み、塗料が漏れ出すという話を…
もちろん、 その人の使い方やメンテナンス次第のところもあるとは思いますが 。
想像するにガンクリーナーなどはほとんど使用していませんので
やはり溶剤が原因でしょうかね…?
ニードルベンパッキンセット購入
早速、ネットにてパーツを購入。
こうやってパーツを交換出来るという事は
消耗品として捉えるべきなんですかね…

ニードルベンパッキンセットには
2種類あり、パッキンのみの物(図7-1)とパッキン+ パッキン押し(図7-2) といってネジ状の物が付いてくるセット(図7)があります。
値段については大きくは変わりませんが。
2種類あり、パッキンのみの物(図7-1)とパッキン+

今後の為のストックとして
どちらも購入しました。
今回は”パッキン押し”に何も不具合がないので、 パッキンだけのセットを使用します。

注意: 上記のパーツは共に2007年12月生産分より型番が変わってい るみたいで、それ以前の旧型番の部品とでは互換性が無いとの事。
特にパッキンなどは製造年度によって互換性が無い物があるような んです。
が、しかし。
今、自分のスプレーガンに
装着されているパーツが旧型番か現在のものか
どうやって調べたら良いか不明なんですけど…
見たら明らかに違うのでしょうか?
合わなかったら…
まぁ、とりあえずやってみます。
ニードルベンパッキン交換方法


先程、説明したパッキン押しをスパナなどを使い取り外します。
漏れ出した塗料の蓄積でなかなか外しにくいです…
取り外すとパッキンを確認出来ます。
予想していたパッキンの割れなどは確認出来ませんでした。

てっきりゴムが切れているか割れていると思ってましたが…
でも形状が変形していますね…
新旧パーツを見比べてください。
中央のニードルが通る穴がかなり広がってます…

新品はニードルを通すのもキツいぐらいの穴ですので、 かなり広がってます…
恐らく、それでニードルをつたい塗料が漏れ出したのかと。
これは経年によるもの。いわゆる寿命だったんですね。
では早速、交換していきます。

2種類のパッキンには方向と順番がありますので(下記参照)
間違わない様に気を付けながら
かなりパーツが細かい為、 ピンセットなどで入れていくと
やりやすいかと思います。
パッキンを2種類入れたら最後にパッキンを押さえるネジを入れます。

このネジにも決まりがあり、 締めすぎるとニードルの動きが悪くなったり、 緩すぎると塗料が漏れ出したり。
説明書にはまず手で締められるところまで締めてから1/6回転( 60°)締めたぐらいがベストとの事。
そして最後にニードルを差し込み作業完了です。
ニードルを差し込む際はパッキン辺りで少しキツくなりますので慎 重に。
ニードルが損傷すると元も子もないので…
パーツが全て組み終わったら
正常に吹き付けられるかの確認をして交換終了です。

因みに
先程、書いた旧型番問題も関係なかったです…
まとめ
日頃の取り扱いやメンテナンスをしっかりしていれば消耗品の交換 だけで、まだまだ活躍してくれるという事を実感しました。
塗料が漏れ出すので新調したと言う人もいましたが…
もうこれで、塗料が垂れるかも…という心配やストレスから解放されます。
ニードルとパッキン押さえのネジ辺りに塗料が付着しだしたら交換 のサイン。
仕上げた塗装面を台無しにする前にサクっと交換してしまいましょう。