フローリングに穴開けちゃった! 床を張り替える 仕上がりが大きく変わる下地処理のコツも。
フローリングに穴が…
今回はフローリングに、配管を位置間違えた穴のフロア貼り替え、穴の埋め木加工でございます。

穴の向こう側から、誰かが覗いていて、目が合ったらどうしよう…。 と思わせてしまうような穴が開いています。
目が合う前に早めに貼り替えることにします。

フローリングを剥がす
青色のテープが床暖房の位置なので、1/6で差し替えるのではなく、ピースで抜くことにします。

“丸鋸で切り込みを入れる”

丸鋸でフロアの厚みに切り込んでいきます。実があるところはフロア釘があるので、20mm程度空けて、擬似目地部分はギリギリまで追い込みます。
“バールでフローリングを剥がす”
バールと玄能を使い、丸鋸の切り込みからバールを差し込み、フローリングを剥がしていきます。



既存のフローリングを傷めないように、際まわりをノミでさらえていきます。

下地処理
“穴部分の埋め木加工”
綺麗にさらえたら、穴のまわりをノミで四角に彫ります。

彫り終わったら、穴に丸棒を詰め入れます。これでもう目が合うことはありません!
丸棒の経が合わなければ、単板を巻いて合わしたりして、動きがないようにして接着剤で固定します。

“下地は見えない部分だけど大事”
なぜ丸穴と四角穴を分けるのか?最初から丸棒を埋木したら?と疑問に思う方もおられるでしょう。
丸棒だけだとフローリングからの負荷が直接埋木へ伝わり、その埋木に動きが生じると音鳴りが発生する事もあるので一度、縁を切る為に四角に彫り、その後、丸穴を埋木しています。
では、上の四角を埋木するだけで良いのでは?という意見もあるかと。
それについては下地の厚みが変わってしまう事による不具合を考慮してのことです。
他と下地の厚みが違うと湿気の影響を受ける可能性があるので。
まぁ、気にしない人もおられるでしょうが…
という訳で。
丸穴を埋め終えたら、掘り込んだ四角穴を埋めます。
接着剤を充填し、同じ厚みの角材を入れます。


高さをしっかり合わして埋め木加工完了です。
フローリングを張る
雌ザネに当たる個所に、エポキシボンドをしっかり入れていき、単板を圧着します。


圧着したら、仮釘でまわりを固定します。

接着剤が固まったら仮釘を抜いていきます。

そのあとは。
仮釘の穴を埋めて、ボンド汚れを確認しながら掃除をしたら作業完了です。



最後に
今回は、床暖房に隣接しているフローリングということもあり、1/6サイズではなく、不具合のあるピースのみでの差し替え作業をさせていただきました。単板貼り替えの選択肢もありましたが、事前に現場の大工さんに、床暖位置などを確認してるのと、作業性を考え、ピースでフロア差し替えにいたっています。(人それぞれ色んなやり方はあると思います。)
埋め木に関しましては、埋め木部分が全体的に平滑になっているのはそうですが、埋め木に動きができにくいようにするなど、音鳴りの原因にもなる場合がありますので注意が必要です。
そのようなことを自分に重ねて言い聞かせながら、無くなった穴を見て、安堵の思いを胸に現場をあとにします。