黒系大理石についた傷を自分で直す方法と道具紹介
単に大理石といっても様々な色や種類がありますが、今回は黒系大理石にフォーカスした内容になります(もちろん白い大理石でも同じ工程で綺麗になります)。
まずはこれをご覧ください。


これはマンションによくある玄関框の擦り傷です。框だけ黒色大理石(恐らくネロマルキーナ)が使われています。隣の白い大理石にも擦り傷はありますがそこまで目立っていません。
柄や模様にもよりますが、擦り傷は黒色(濃い色)の方が目立つ傾向があります。


これは上とは模様が違いますが同じ石種のネロマルキーナの大理石カウンターです。
白い模様が沢山入って一見傷が目立たないように見えますが、擦り傷の角度や太さなどが変わると違和感を覚えてしまいます。
今回はこの様な爪で引っ掛かる程度の擦り傷を専用の道具を用いて直していきます。
[adcode]使用する道具
MAINTENANCE WORLD(メンテナンスワールド)さんから販売されている
“大理石・御影石兼用マイクロポリッシュハンドパッドセット”


MAINTENANCE WORLDさんで購入できます↓↓↓
https://www.maintenance-world.shop/view/category/ct17
いわゆるダイヤモンドパッドというものを使用します。パッド表面(研磨面)に合成ダイヤモンドが加工されたもので、“かがみの鱗落とし”に使われているものと同じ原理で石表面を削っていきます。
あとは、
・水を入れた霧吹き
・タオルや雑巾など数枚
・ドライヤー
・ビニール養生
があれば準備万端です。
なぜメンテナンスワールドさんのものを選んだか
こちらの企業は石材のメンテナンスをトータル(シミや艶引け、汚れ、コーティングなど)でプロデュースをされています。
個人的な出来事にはなりますが、以前一度石材補修で困ったことがあり、こちらに問い合わせた際には丁寧にアドバイスを頂いた事もありました。
ダイヤモンドパッド自体はそこそこ高価なもの。他社で安いものもありますが経験上、効果の程はあまり…なので、そこは信用で選びました。
ホームページなども見やすくしっかりしておられる事も後押ししています。
施工方法と注意ポイント
作業方法もとてもシンプルです。
低い番手のパッドから高い番手のパッドへ順番に水をかけて磨く作業を丁寧に繰り返すだけというもの。磨き途中で出た濁った水は工程ごとに綺麗に拭き取ってから次の番手に進んで下さい。
①#400
この工程でキズやシミを除去するために、たっぷりの水を含ませながら磨いていきます。
注)傷が浅ければ#800からでも傷を消せることもあります。逆に傷が深い場合、意地になって消そうとすると石に歪みが出る事もあります。

②#800
イメージとしては①でついた磨き痕をこの工程で消す感覚で磨きます。
ツヤを上げるためのベースになりますのでじっくり。
とはいえ見た目はあまり変わらないです。
注)①で磨いた範囲よりも少し広く丁寧に磨くのがいいと思います。ここでも水は多めが良いと思います。

③#1500
この工程で一気にツヤが戻ります。作業箇所が違いますが見え方はこのように見えると思います。

④#3000
磨くと、さらに輝きが増します。
特に注意することはありませんが、引き続き丁寧に進めてください。

⑤#6000
仕上げるとぬれたようなツヤになり、照明や景色も映り込むようになりました。


玄関框の方も同じ工程で進めると


このようにピカピカになってくれます。
艶が戻らない時はどこかの番手で磨きが足りない
磨く事に抵抗があって“どうしてもそこまでのことは出来ない!”という方には

石材専用のワックスはどうでしょうか?
ワックスといっても塗布するタイプではなく、刷り込むタイプのものです。
大理石に限らず石には小さな穴(細孔)が無数にあり、その穴に刷り込み余分なワックスを拭き取るように使います。
傷自体はなくなりませんが、こういったものだけでも多少の擦り傷であれば目立たなくなってくれます。
あとがき
傷というのはあっても生活する上では困らないことがほとんどですが、気になる方にはストレスになることもあります。特に大理石は傷が付きやすいので、ちょっとしたことであれば自分でなんとか出来たらと思われている方も多いと思います。
思ったよりも簡単な作業ですのでご興味のある方は是非チャレンジしてみてはどうでしょうか。
あと、先程ご紹介したメンテナンスワールドさんですが、今回ご紹介したパッドのほか、お掃除グッズや染み抜き剤・コーティング剤等、一般の方からプロの方まで使える石のお手入れに関する商品を多数販売されていますのでよろしければ覗いてみてください。