階段の傷を直したい!
小さな子供にとって階段って恰好の遊び場に見えるようです。
うちの子供も歩きはじめの頃は家ではもちろん、外でも階段を見つけては登ったり降りたりを繰り返していました。
まだおぼつかない歩みでズンズン行くもんですから、一歩間違えると大変な事になりかねないと常に目を配っていたのが昨日のことの様に思い出されます。


そしてこれ…
そんな矢先うちの子供が… ではなく、足腰の弱った41歳(厄年)の父親たかしが階段ですってんころりんすっとんとんした挙句に出来た傷になります。。
本厄で有れば救急車のお世話になっていたところですが、まさかの無傷!あっぱれ後厄!!
気になって調べてみたのですが、家庭内の事故や怪我は、全体の7割はお風呂や階段での『ころぶ・すべる』などが原因だそうです。
「特に40歳からは高所からの転落に注意」だそうで…
まさにドンピシャです。
そうこう言っても我ら団塊の世代Jr.は怒られるのが大の苦手!奥さんに見つかる前にちゃっちゃと修理しちゃいましょう!
1.下地処理
なんでもそうですが、強い衝撃が加わるとその力は周りに分散されます。
今回の傷もよくみてみると

上からのたかしの衝撃により上部が凹んで下部が膨らんでいます。
このままパテを埋めてもきれいには仕上がりません。この膨らみをどうにかしないと始まりませんので、手持ちのカッターや彫刻刀などを使い、面よりも凹ませる意識で掘り込みます。


するとこんな感じに。
2.パテ埋め
今回傷がついてしまった階段踏板の先端の事を『段鼻(だんばな)』と呼びます。
段鼻は人が階段を上り下りする時、もっとも体重がかかりやすい場所になりますのでしっかりとしたパテが必要になってきます。
今回はコレ

ホームセンターにも売っているセメダイン社の『エポキシパテ 金属用』を使っていきます。
棒状になっていて使う分だけをカットし、後は指で捏ねるだけで固まってくれるスグレモノです。
なぜ金属用なのか。
それは、このシリーズのエポキシパテは木部用やコンクリート用など数種類あるのですが、一番固まるのがはやいから(多分!)です。
奥さんにバレたくないので時短時短を意識します!
それともう一つ意識すること。
こういう力のかかる部分に関してはパテの接着力というのも重要になってきます。
エポキシパテ自体に接着力はあるのですが、せっかく直したのにパテが取れてしまうと危険なので小さめのビスやプライマーを先に仕込んであげる事で長持ちするはずです。
(ビスは引っ掛かりを作ってあげる事でパテがずれない様にする為、プライマーはパテの接着力を上げる為)
で、こねこねしたエポキシパテを埋めると、こうなるので

カッターで削ったり

サンドペーパーで削ったり

なんやかんや削っていくとこうなります。

3.色付け〜表面クリアー剤
ここまでまくれば7割終わったと思っていいでしょう。
あとは近い色を作り、筆やエアブラシで塗ったり木目を描いたり。

階段は仕切られた空間であることが多いので、正直、多少の色違い艶違いはそこまで気にはならないと思います。

クリアー剤を吹付けて完成でございます。
重要なのは違和感があるか無いか
これに尽きると思います。どれだけ合った色を塗ってもパテが平らで無いと違和感が出ますし、パテが平らに出来たとしても色が遠すぎるとそこに目線が行ってしまいます。
表面クリアーもまた然り。
全ての工程が高い次元でこなせると本当にどこにあったのかわからないくらいになります。
最終的にどう見えるかをイメージしながら作業を進める事が大切です。
そして…
ちょうど仕上がったタイミングで「ただいま〜」と奥さんの声。
階段を上り下りするも全く気付いていない様子。
ほっと胸を撫で下ろすたかし。
「おかあさんー、おとうさんが階段でなんか色々しとったよ!」
「お前おったんか!!言えよ!ほんでいらんこというなや!!」
たかしの厄年はまだまだ続く…
