床の取れないこの汚れは何?それフローリングの接着剤かも 付着し固まったウレタンボンドの除去方法はこれ

我々補修屋の作業対象としてよくある『フローリングのボンド跡』の除去。
汚れの除去は基本、美装業者さんの範疇ですが、このウレタンボンドはなかな除去しにくく、補修業者に回ってくる事が多いのではないでしょうか?
なので、よく作業を行うので、その方法を今回はお伝えしようと思います。
※今回の対象の床材は、ノンワックスフロアとなります。
結論からいいますと
メラミンスポンジ+シンナー(溶剤)を使用します。
ご存じの方も多いとは思いますが、この方法でだいたいは除去できます。
ただ、コツであったり、除去が出来ない、フロア表面のテカリや艶引けが出てしまうなど、イレギュラー要素もあるので、
それらの事をまとめて記載していきます。
まずはボンドの状況を確認する
どの様な状態でボンドが残っているか?を確認します。
A:ボンド跡を触っても、凸がない(ボンドが付いて、簡単には拭き取りしている)。ボンドが伸びた状態。
B:ボンド跡を触って、凸がある(ボンドが付いた時、拭き取りを行っていない)。ボンドが伸びていない。
Aの場合
床を貼っていく際、ボンドの付着に気づけば、ウエスなどで拭き取りを行っていると思いますが、さっと拭くだけではボンドが取り切れておらず
伸びた状態で残ってしまってい、後の美装後に判明する事も多々あると思います。こちらの症状の場合は次の項目を飛ばしてください
Bの場合
いきなりメラミンスポンジで除去を試みても、なかなか取れません。
なので、下処理として凸がある場合、こんもりしている箇所を、スクレーパーやカッター刃でこそいで、触っても凸がない状態にします。
※注意:フロアを傷付けないよう慎重に作業が必要です。
カッター刃の方が効果的ですが、少しコツは必要です。
ボンドに凹凸がある場合はカッター刃でボンドを平滑にする
カッター刃(大でも小でも可)の刃面を、フロア面にピタッと付けて、刃の角度を保ったまま、押すか引いてにこそいでいきます。

上手く除去が出来ている場合、ボンドのカスが出てきます。

何度かこれを繰り返し、触っても凸がない状態までもっていきます。

カッター刃での除去に自信の無い方は、スクレーパーの方が扱いやすいと思います。
カッターの刃同様、スクレーパーの刃面全体をフロア面にピタッとつける。
スクレーパーを当てる角度に気を付けて(30度目安、角度をつけすぎない)、刃面がばたつかないようケレンしましょう。
※ダーク系の床材は傷が目立ちやすいので注意必要です。

メラミンスポンジで除去する時の注意事項
除去の方法の前に、注意点など予備知識を先にお伝えしておきます。
※上記ではメラミンスポンジにシンナーと記載しましたが、シンナーの扱いに慣れていない方は、いきなりシンナーを使用せず
水→アルコール類→シンナーの順番でお試し下さい!
使用しているシンナーは、ラッカーシンナー、ウレタンシンナーになります。
ペイント薄め液でも問題ないと思いますが、揮発の速さの違いがあり、ラッカー、ウレタンシンナーの方が揮発が早いので、
除去できたかどうかの確認がしやすいと思います。
※床にワックスが塗布されている場合、現場で塗装が施工されている場合、この方法では対応できないので注意。
※床材の製品注意点として、溶剤(シンナー)の使用は控えるという記載があると思いますが、ノンワックスフロアであれば
今回使用する程度で問題が出る事はないと思います(経験上)。
なのですが、大量のシンナーを床に垂らすと、目地から基材にシンナーがまわり、不具合が出るケースあるので注意。
メラミンスポンジ+シンナーでの除去方法
適度な大きさのメラミンスポンジに、シンナーを付けて、円を描くように研磨(こすって)していきます。
この時、力いっぱいこすらないようにしてください(スポンジを指の圧で押し付けグイグイしない)。

あまり押し付ける力を強くしすぎると、研磨力が強くなりすぎて、艶が下がる、テカリが出る恐れがあるので注意。
ボンドの残り具合、フロアの表面のテクスチャーによって、一回で取れない場合も多々あるので、
研磨→シンナー拭き取り→残り具合確認を何度か繰り返してください。



この様に徐々に取れていきます。
※この作業を行っていくと、メラミンスポンジがくたびれてくるので、
もろもろと崩れてきたら、新しい物か新しい面に変えて行うと効果が上がります。

除去出来ない、または艶が変わってしまった場合

ある程度のボンド汚れは、この方法で除去できるのですが、やはりこれだけでは是正できない場合もあります。
上の写真は、表面のクリア層の艶が落ちしてしまった状態です。
こうなった場合やメラミンスポンジで除去出来ない場合は、研磨スポンジやサンドペーパーで削るしかありません。
削り作業を行うと、フロアの表面に研磨跡が出てしまうので、それを消すためにクリア塗料を塗布し、艶の調整を行う必要があります。
メラミンスポンジで艶が変わってしまった場合も、同様にクリア塗料での美観回復作業が必要になってきます。

こうなると、慣れてない方ではリカバリーが難しくなるので、我々のような補修業者にお願いするしかなくなります。。
この様なケースを経験したり、美装業者さんによっては、シンナーの使用を避ける傾向もあると思うので、
結果、補修業者に対応してもらう流れにはなっているとは思います。
ただ、補修業者にお願いすると費用もかかってしまうので、お願いする前に一度試されてはどうでしょうか?
