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白化に色褪せや剥がれ 長年愛用してきたダイニングテーブルを塗り直す

  
白化したダイニングテーブル
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白化に色褪せや剥がれ 長年愛用してきたダイニングテーブルを塗り直す

白化したダイニングテーブル

長年愛用してきたダイニングテーブル。
経年劣化したとは言え、思い出がたくさん詰まったものはなかなか手放せないものです。
今回はそんな古くなったダイニングテーブルをキレイに再塗装し再び食卓へ。

全体的に白化が発生したり、塗膜が剥がれたり、色褪せたり。
かなり劣化していますね…

テーブルに使用されている木材はまだまだ使用できるので、既存の塗膜を一度綺麗に剥離し、素地の状態に戻してから再度塗装をやり直していきます。

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なぜ白化するのか?

塗装されているテーブルやカウンターで経年変化や使用に伴い白化していることがよくあります。お鍋などを置いて白い輪っかが出来るアレです。

テーブル白化

原因は熱と水分

この白化の原因については、塗装が熱に弱く、熱で軟化したり、水分が存在していると塗膜内に入りこみ乱反射により白く見え、白化の原因になる事が多いです。
熱と水分が共存する場で発生するため、濡れた布巾の上から熱いヤカンや鍋を置くと発生する可能性が高いのです。

程度によっては、当て布をし、アイロンの熱で水分を飛ばすことで白化が消えることもあります。
ただ、塗膜を痛めないように注意が必要!

塗装時にも白化する

雨の日や湿度が高い日に塗装をすると、塗膜の乾燥時に水分が残ってしまいカブリという白化(ブラッシング)のトラブルが発生する事があり、梅雨の時期の塗装には様々なケアが必要になってきます。

 

表面の塗膜を剥離する

剥離剤を使用し、傷んだ塗膜を大まかに剥離していきます。

剥離剤とは?

塗膜を剥がしやすくする為の薬剤で、塗ってしばらく時間を置くと、塩化メチレンなどの成分が作用し、塗膜がふやけ剥がれやすくなります。ペロッと剥がれるわけでは無く、ドロッと溶けたようになるので、スクレーパーや、ブラシを使って除去していきます。

比較的安全な水性のものから取扱注意の強力なものまで種類はありますが、対象物を痛めてしまう可能性や使用されている塗料によっては効果が無い物もありますので、対象物に注意して使用しましょう。

剥離しているダイニングテーブル

全体的に剥離剤をたっぷりと刷毛で塗り広げたら、しばらく時間を置き浸透させます。この時、ビニールマスカーやサランラップなどで蓋をしておくと剥離剤の乾燥を防ぐこともでき、より浸透しやすくなるので効果的です。

ある程度時間を置いたら剥離剤をスクレーパーやブラシで刮ぎ落としていきます。

研磨して残っている塗膜を剥がす

剥離剤を綺麗に拭き取り乾かしたら、取りきれていない旧塗膜を#220程度のサンドペーパーとサンダーを使用し、残った塗膜を素地が出るまでしっかりと研磨していきます。

ダイニングテーブル研磨後

もう少し研磨が必要ですね

 

ワイピングで木目を際立たせる

研磨が終わったら着色剤を使ってワイピングをし、全体の木目を際立たせます。

ワイピングとは?

ワイピングは、木材の導管に着色料や目止め剤を摺り込み、木目を際立たせて深みを出したり、素材感を引き出すためにおこないます。

ペンキでベタッと塗るわけでは無く、ワイピング着色→下塗りシーラー→カラークリア着色→クリア塗装といった具合で、工程を分けて塗装していくわけです。

素地の状態で着色剤を塗っていき、乾く前にウエスなどで拭き取り均一にしていきます。
ちなみに今回、ワイピング作業時の写真を取り忘れてました…すみません

なので。

試しに1つの木材を3ヶ所に分け、左側はそのまま、真ん中は白、右側を濃い茶色でワイピングしてみました。ワイピングだけでもこれだけ変わります。木の種類、塗装面の状態等でも大きく変わりますが、最初の段階で仕上げに近づける事が出来れば、この後の作業がぐっと楽になります。

無塗装品のサンプル

 

無塗装品のサンプルをワイピング

左側はそのまま、真ん中は白、右側を濃い茶色

 

無塗装品のサンプルをワイピング

 

無塗装品のサンプルをワイピング

左:白 中:無塗装 右:濃い茶

シーラーにて下塗りをする

ワイピングが終わったら下塗りのシーラーをスプレーガンにて塗布します。

剥離した木の表面には導管(水や養分の通り道)など小さな凹凸が多数存在します。
その小さな凹凸を埋める為、ウレタンサンディングシーラーを使用します。
そして乾燥後に表面を研磨して平滑に調整し、仕上げの為の平面を作ります。

今回はある程度埋めてしまいますが、場合によっては敢えて導管を埋めない仕上げもあります。
それをオープンポア(pore=ポアは導管の事)と言い
目止めし完全に埋めて平滑にする仕上げをクローズポア、その間の仕上げをセミオープンポアと言います。

ウッドシーラーとサンディングシーラー

シーラーと名がつく物にも種類があり、サンディングシーラーはその名の通り研磨を目的とした塗料である事に対しウッドシーラーは導管などの吸い込みを止める事を目的としたものになります。
クローズポア仕上げの際には必要な工程になりますね。

カラークリア塗装にて色を調整する

ウレタンクリアに対し調色した着色剤を混ぜて着色塗装していきます。全体に均一に色がのるようにスプレーガンにて塗装していきます。

仕上げのトップクリア塗装をし完成

仕上げのウレタンクリアをしっとりと塗装し完成です。今回は3分艶にて仕上げました。

長年使用して劣化した家具もメンテナンスをすれば新品に近い状態まで再生させる事ができます。

塗装後のダイニングテーブル

塗装後のダイニングテーブル

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