和室の床柱の補修

古い和室の床柱を補修する! リフォームにより欄間・長押・鴨居を撤去 残ったほぞ穴を無かった事にします!

今回は、リフォームで和室の柱に出現した接合部分、仕口加工のほぞ穴の補修でございます。

“リフォーム途中の和室床柱”

リフォーム途中の床柱です。欄間、長押、鴨居の仕口の痕がありますね。

書院欄間を撤去して、空間を広く作っていくと、当然撤去した痕が出てくるわけです。欄間などの仕口のほぞ穴を、何事も無かったようにお願いします! とお客様より仰せつかり、さっそく作業に取り掛かります。

“埋め木がされた床柱を下地処理する”

それぞれのほぞ穴に、大工さんが、綺麗に埋め木を入れてくれてます。

これは長押のほぞ穴と思われますが、ここも綺麗に埋め木していただいております。

それでも不陸や、まわりの剥がれがありますので、全体的に削っていきます。

埋め木部分が、若干柱より出ているところもありますので、パテを充填する前に、ノミやカッターなどで出来るだけフラットにします。

埋め木箇所にポリエステルパテを充填し、充分でなければまた充填→削るを繰り返します。

“和室床柱を着色塗装する”

ベースに近い色味を着色して、削って塗装が剥げた埋め木と傷部分のみを、ボカシ気味に着色していきます。

”塗りつぶした木目を線引で描いていく”

元の板目の木目をつなぎながら、自然な板目をイメージしながら、ノン手ブレで木目を引いていきます。 

離れて確認しながら、ある程度引けたら、ここから微調整しながら仕上げていきます。

引いた木目自体に若干奥行を出したいので、木目のまわりに陰影をつけていきます。細かい線や、筆を少し寝かしてぼかしたり、気になるまわりを、吹き付けで軽く馴染ませたりしていきます。

”艶を調整して仕上げる”

離れて見てをくり返し、違和感が無くなれば、艶を調整して完了です。

 

”最後に”

リフォーム途中の柱も、よく補修させていただいていますが、状況によって、鴨居や長押のほぞ穴がくずれ、埋め木をしっかり入れる為に、加工することもよくあります。

今回は処理と埋め木を大工さんが、しっかりと施工してくれていたので、パテ充填をそこまでせずに作業ができて、時間短縮と精度に繋がったとおもいます。

下地処理の大切さを痛感していると、お客様から、 何事もなくなったね!  と声をかけていただき、大工さんに敬意を表しながら、現場をあとにします。