フロアの劣化している状態

掃き出し窓、窓際の床の劣化、日焼けと黒染みのリペア作業

窓際のフローリングの日焼け、黒染みの補修方法

紫外線や雨水などの影響を受けやすい窓際のこの場所は、強度を持たせたフロア材でも
年数の経過とともに色褪せや黒染み、表面のクリア層がひび割れなどを起こしてくる事が多々あると思います。
今回もそんな事例の一つで、日焼けで色が褪色し白くなった部分と、一部ヒビ割れし黒い染みが発生しているフロア劣化の補修になります。

 

フロアの劣化している状態

この劣化の補修を解説していきたいと思います。

手順① 作業範囲の特定

マスキングテープ、コロナマスカーを用いフロア目地で区切り、作業範囲を養生します。

作業範囲を区切った状態

手順② ワックスの剥離

ひと昔し前のフロアは美観、保護の為、フロアワックスが塗布されている事がほとんど。
このワックスを作業範囲分、剥離していきます。

※剥離しなくても作業する事は可能ですが、弱い水性のワックスの上にいくら耐久性のある作業を施しても、ワックスが剥がれればオジャンとなるので、補修屋たるもの剥離を行うべし!

 

剥離できる材料はいくつかありますが、今回はシンナーを使用します。
この方法で剥離を行う場合、スコッチブライト(研磨スポンジ)を用い、シンナーを浸しながら擦っていくとワックスが黒くドロっと浮いてきますので、それを金ヘラなどでこそぎながら集めて、拭き取ると作業性が上がります。

とは言うものの、結構ハードな作業です。。

 

ワックスを剥離する道具

 

ワックスを剥離している

 

ワックスがシンナーを含んでいくのと、揮発していくのでシンナーの量が必要とはなります。
かといって、シンナーをこれでもかと巻き散らしてしまうと、目地の間からシンナーが床の下に回り下地に影響が出てしまったり、 壁際などでは、巾木などにも影響してしまう失敗も考えられるので、注意しながら作業範囲の剥離を完了させます。

 

ワックスを剥離した状態

 

手順③ 黒染み劣化部分の処理

黒染み部分は、表層が酷く劣化しボロボロ状態なので、出来る限り除去し、接着剤にて固めます。

下地処理で表面劣化塗膜を削っている

表面劣化部分を剥がして接着剤にて固める

さらに平滑にする為、サンドペーパーにて研磨しフロアの面を整えます。

 

手順④ 黒染み部分の着色

作業手順として、最終的に既存の色に塗装していくのですが、今回のように白く褪色してしまっている中に黒染みがある状況では、


ひとまず白く褪色している部分に合わせるよう黒染みを着色していきます。

 

黒い部分を周りに合わせて塗装

黒い染みを消した状態

このように、黒染みを消した状態にしてから、全体の雰囲気をあわせる作業に移っていきます。

手順⑤ 色合わせ塗装

黒染み部分が消え、白く色褪せた所と既存の色のツートンの状態

この状態から白い部分にカラークリアを吹きボカシながら重ねていきます。

 

☆ポイント☆
既存色に調色した色ネタを吹き付けてしまうと、木目が隠蔽されてしまい、のめっとした感じに。

また広範囲で木目を入れていく手間が生じてしまうので、既存の色から白い部分を引き算し、足りない色を薄く重ねていきます。

 

 

色を重ねていく為の塗料

 

このように、隠蔽出来ない位に希釈したシャバシャバの塗料を、白く褪せている箇所に吹き付けし、ボカシながらナチュラル仕上げを目指しましょう!

薄く色を重ねて色合わせしている

後は、白く隠蔽した箇所や足りない部分に木目を引き

仕上げに、ウレタンクリアでしっとり吹き付け保護すれば、完了!!

 

 

補修完了後の接写

 

補修完了後の遠景

 

作業完了後の遠景、斜めから

 

同じように、掃き出し窓際のフローリングが劣化しているケースがあると思いますので、参考にしていただければと思います。