扉の穴に同じものは無し 埋め木やバックアップの方法で仕上がりが変わる!
“扉の穴にも色々ある”
補修作業など原状回復の作業をされている方なら、よく遭遇する扉の穴。
原因については不意に物が当たった場合や、パンチやキックによる故意の場合など。
そもそも。
室内扉に多いフラッシュ構造扉(芯材に木の枠組みを使い、表面に板を貼ったもの)は空洞部分が多く、下地に枠組みがある箇所以外は衝撃に強く無い為、比較的簡単に穴が空いてしまいます。
一口に扉の穴と言っても、原因によって割れの状態や大きさなど、一つとして同じ物はなく様々です。



不意のものなのか、故意によるものなのかわからない穴達ですが、ポッカリ穴が空いたものや、破損して化粧板が割れて凹んでいるもの、穴になってまわりの割れが大きいものもあります。
それぞれによって、バックアップや、下地の処理がかわってくると思いますが、みなさんはどうされていますでしょうか?
今回は比較的、綺麗に陥没している場合の穴の埋め方をご紹介させていただきます。
完全に化粧板が割れて、分離しているので、埋め木加工をしていきます。
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”扉の穴を埋め木加工する“
フラッシュ構造の扉で下地の無い場所ですので中は空っぽ。
まずは埋め木を支える簡単な受け板を取り付けます。


千枚通しなので板をくぐらせて、両端に接着剤をつけて固定します。
固定したら形成しやすい、パーティクルボードやMDFの薄板を使って埋め木板を作ります。
パンチ穴に対して、3mm〜程ひとまわり大きくカットします。

カッターや彫刻刀で、パンチ穴のまわり斜めに形成していきます。
下図のように、ひとまわり大きい埋め木の端が、斜めに形成したところに乗っかるように調整します。
斜めにけがいて、埋め木の表面の方が大きくなるようにすれば、鬼のようにピンポイントで押さない限り、埋め木が中に外れることはないと思います。



埋め木の端がパンチ穴のまわりすっぽり入って、扉の表面に対してフラットになっているのを確かめます。
仮止め確認が終わったら、受け板や、接着面に接着剤を塗布して固定します。
”扉の穴を下地処理、パテ充填、着色“

ハンマーで軽く叩いて、固定の確認ができれば、パテ充填です。
基本的にフラットに近ければ、ほとんどバテはいりませんが、継ぎ目と埋め木の素地を隠蔽するためにバテを充填していきます。


埋め木をしているので、そこまでパテはいりません。木目を書くのが楽になるので、木質ポリパテに塗料を混ぜて充填します。
カッターと、400〜600番手ぐらいのサンドペーパーで面だしをして着色に移ります。
ベース色を調色して、継ぎ目と全体を隠蔽したら、木目を書いて艶合わせをして完了です。


”別のバックアップ方法もある“
パンチ穴のバックアップや埋め木のやり方は、人によって各々異なり、穴の状態によっても異なると思います。
下地処理がスムーズに行き、その後の作業が効率よく進み、仕上がりも含めて綺麗におさまる為には、最初のバックアップ、埋め木、下地の加工によって左右されると思います。
その最初の段階を間違えないように、割れや破損具合によって、バックアップや埋め木の仕方を変えて行く必要があります。
今回は穴がポッカリ空いていて、埋め木をしましたが、化粧板が割れて,落ち込んでいる状態での、バックアップのやり方などを、次の機会に紹介できればと思う次第です。
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