ビスをうった床

床鳴り フローリングのビス穴

ビスをうった床

床なりを止める為にフローリングにビス打ちこむ!?

家の中を歩いていると、フローリングが「ミシッ」だとか「キュッ」とか音がするのを床鳴りと言います。

上記の写真は、その床なりを止める為に、大工さんがフローリングに直接ビスを揉んだものです。そして、そのビス跡を分からなくするのが補修屋の仕事なのですが・・・

下地処理

ビス穴廻りのバリをカッターや彫刻刀でキレイにおとし、穴・傷の廻りにふくらみが無いように先の丸いへらやエンボスペン、足つぼマッサージ用の棒等で凹まします。そして、穴の中に液体接着剤を注入しましょう。これはできるだけ木の伸縮をとめビスが浮いてこないように固定する為と傷口の端からフロア単板が浮いてこないようする為です(やらないよりはマシの程度ですが・・・)。硬化したらペーパー#240程でキズ、キズの廻りを足付け処理しましょう。

パテ充填

木材用のポリパテを充填します。パテは必ず痩せますので、できるだけ2回から3回に分けて充填しましょう

パテを充填した床

面出し

傷より大きな「あて木」を使ってペーパーで研削してください。ペーパーの番手は木材用ポリパテ、このフローリングという条件で大体#240~(速く作業したい場合は#100~でも良いですが削り方によって表面が傷むのであとあと大変になります)徐々に番手を上げて、ペーパーの最後は#600くらい、そのあとはバフレックスやクロッグフリーのような研磨シートで仕上げしましょう。

ワンポイントアドバイス

ペーパーの削り跡をサンディングシーラー等のスプレーで消そうとして大量にスプレーする人がいますが、シーラーは塗膜が柔らかく、また塗料の厚塗りは塗膜強度を下げます。面出しの時点で傷ついた対象材の艶と同じ艶にするつもりで、研磨での艶合わせをしましょう。そうすることによってスプレーはあまり使わず、ラッカーでもそこそこの耐久性を保てます。

着色

ドット(点付け)で塗るかライン(線引き)で塗るか好みに分かれますが、基本はドットで、言うなれば線状の小さな点で着色する事をお勧めします。
ドットは少々色が合っていなくても目の錯覚でそこそこごまかせますので調色の苦手な方はドットが良いと思います。

艶合わせ

フローリングのピースで区切っての艶合わせが、艶調整もごまかしやすくマニュアルどおりですが、出来れば直した部分だけで艶を合わせたいところです。というのも、ラッカースプレーを使用する補修屋さんがほとんどだと思いますが、特別に塗膜硬度が高い塗料を使用しない限り、フローリングの塗膜硬度よりもラッカー被膜の硬度は落ち、スプレーを吹いた箇所は強度が落ちて傷つきやすくなります。ですので、その弱くなった範囲を少しでも押さえたい為です。
塗膜の研磨にはペーパーではなくバフレックスやクロッグフリーなどの研磨シートを使用しましょう。補修後の床

後記

原因や症状によりますが、ちょっとした床鳴りは気にしないが一番です。手直しで呼ばれた大工さんは基本、床なりが止まらなければ、ただただビスを打ち続け床はビスだらけ補修だらけになります。ビスを2本打って止まらなければ別の方法を考えた方が良いですし、初めから床鳴りに対応できる補修屋さんを呼ぶ、もしくは呼んでもらうのが良い方法だと思います。