遊星からの物体X・オレフィンシートの膨れ、剥がれ。

 

取り憑いてますよね!!

遊星からの物体X、取り憑いてますよね!!

80年代のSFホラー、鬼才ジョンカーペンター監督の「遊星からの物体X」 舞台は南極。宇宙から飛来したの謎の物体が、南極観測隊員に取り憑いて、異形の怪物になるという当時としては、映像的にも心理的にも恐ろしい映画です。

幼少の時に見た私も恐ろしく、映画の中で人間以外の動物(犬)にも取り憑くので、当時飼っていた柴犬にソーシャルディスタンスを取っていたのを覚えています。

取り憑かれたものは上のように膨れあがり、異形のものに変貌します。そして現在片開き扉にも取り憑くことが判明しおののいているところ… そういえばどこか入居者様もよそよそしく(すごく良い人です)なにか言いたげな雰囲気を感じます…

しかし私もこのまま何もしない訳にはいかず、自らを鼓舞し切開を試みます。

小口部分から湿気や物体Xが入り込んで、そこからシートがよれていきます。シワのある箇所からさらに大きくカットします。ここで弱気に小さくカットするとヨレやシワが残ってしまいますので、思い切ってカットしましょう。

ラッカーシンナー等で希釈したGボンドでシートと基材に薄く塗っていきます。薄く塗りたいと思って希釈しすぎると、粘着接着の効果がでませんので私は程よく希釈します。

表面が乾いたら、徐々に抑え込みながら貼り込みます。Gボンドは貼り直しが厳しいので慎重にいきます。

切開した継ぎ目を補修します。そのまま貼り直ししているので、段差もほとんどなく、修整もしやすいと思います。

小口の単板の形状や最初の接着具合で、小口単板とシートの隙間から膨れると思われるので、しっかり小口面も接着処理して完了です。

…そういえば物体Xは、、、

一抹の不安を感じながら、何事もなかったことに胸を撫で下ろし、旦那様に「綺麗になって、これで安心しました。」と言って頂きました。

ジンジャーエールを頂き、帰る間際、「ありがとうございました。」と会釈しながら旦那様と目があった時… 旦那様の瞳の奥に何かを感じながら、ゆっくり今直した扉を閉めて現場をあとにします。

     

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