アルミ建材のシート貼り替え

玄関扉をシート貼り替え 表面の浮きやシワなど、経年劣化した建具を再生します

今回は、アルミのシート物建具のシート貼り替えでございます。

紫外線や外部の環境状況、その他の原因でアルミの基材とオレフィンシートが剥離してシワになっていると推測されます。

表面が硬くなり、ここまでシワと劣化が進むと、熱で伸ばしながら戻すには限界があるので、剥がしてから新しいシートを貼り替えます。

“扉の取り外し”

扉を外して、シートがシワになっているアルミの縦框部分を取り外していきます。 この時に、シートをどこまで貼るか、また組み直した時にどう見えるか、ちゃんと組み直せるか……などと頭の中でシュミレーションしながらどんどんビスを抜いていきます。 抜いてはいけないビスもあるので気をつけて… もちろんビスを無くさないように、スピーディーに取り外していきます。

“剥離、下地処理”

基材のアルミをスクレパーの刃などで傷つけないように剥がしていきます。

一気に捲ろうとすると、シートが途中で切れてしまい、効率が悪くなるので、角で切り込みを入れたり、捲る範囲を分けたりすると剥がしやすいと思います。

粘着が強い場合は、ドライヤーで温めながら剥がすのも良いでしょう。

剥がしきったらシンナー等で綺麗に糊を除去していきます。

この際に、糊痕や汚れが残ってしまうと、基材とシートの間にゴミが入るのと同じ状態になり、シートのゴミ噛み、エアーの膨れとなってシート表面に影響を及ぼすので、しっかり除去していきます。 この工程で手を抜くと仕上りにかなり影響するので、シンナーと綺麗なウェスで最終拭き上げます。 ペーパーによる足付け等はアルミ材との密着性が弱まるので行いません。

 

 

“両面テープ貼り”

両面テープは、フィルム基材を使います。アルミとの相性が良いのと、エアーが抜けやすく、貼り間違えたときにも不織布基材と違って、フィルムなので途中で切れにくく、剥がしやすいと思います。 テープ自体も薄く、アルミ、金属、プラなどの平滑な面に適しているでしょう。

圧着しながら両面テープを貼っていきます。 その際、アルミの形状で段差や立ち上がりがある箇所は、両面テープを分けて貼り付け、段差の入隅までシートが貼れるようにセパレートしていきます。

しっかり圧着したことを確認して、この時点でエアーが入ってる所に、カッターで細かく切り込みを入れて、エアーを抜いていきます。

“シートの貼り付け”

余裕をもった適度な長さにシートをカットして、利き手側から貼り込んでいきます。

このオレフィンシートは糊無しタイプで、ダイノックシートなどと違い、あまりコシがなく柔軟性がありません。 曲ってしまっての貼り直しは厳しいので、アルミ材にしっかりシートを先に合わしてから、端の方から両面テープを剥がしながら貼り込んでいきます。 当て木やスキージーを使いながら圧着します。

余分な所をカッターでカットして貼り替えは完了です。

アルミ建材のシート貼り替え

“玄関扉の復旧、取り付け、吊り込み”

夕方になり、シートを貼って余韻のないまま、即座に取り付けていきます。

外した時の逆の順番で組んでいけばいいだけなんですが、何分年数が経っている建具なので、取り付けが思うように進みません。 間違ってもビスが折れたりしないように、慎重に取り付けていきます。

吊り込んで完了です。

当然ですがシート貼り替えは、表面が新しくなるので見栄えが良いですね。

オレフィンシートは機械で基材に貼り込んであるので、建具や造作物など組み込みされている物は、バラせる部分があれば、中までシートを巻き込めるので少々手間ですが、外すことをおすすめします。 シート貼り替えは、下地の種類、状態によって処理の仕方が様々ですが、その処理の仕方で仕上りの出来が左右されるので、難しいところでもあり、面白いところでもあると思います。

シートは多種多様な物に貼ることが出来るので、DIYや模様替えに活用するなど、部材にもよりますが、気軽にできて雰囲気がガラッと変わる楽しさがシート貼り替えにはあると思います。

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